宮本丈(みやもとたけし)さんは2017年度のドラフト会議の目玉選手の一人です。

ここでは、この宮本選手についてプロフと高校~大学時代の成績、打撃・守備・盗塁のスカウトや各球団などの評価をまとめました。

 

宮本丈選手のプロフィール

宮本丈選手は1995年の生まれの22歳。

出身は大阪府で、

181cm,80kg

左打ち

ポジションはショート

宮本選手は小学校2年生から軟式野球を始めて、中学校では「淀川ボーイズ」に所属しました。淀川ボーイズはかなりの名門チームです。中学時代は投手とショートをやっていました。

中学卒業後は「履正社高校」に進学。履正社と言ったら近年、大阪桐蔭と毎年互角に戦えるまで成長してきた高校。履正社のOBには元ホームラン王のT-岡田や、2年連続トリプルスリーの山田哲人などの選手がいます。

 

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宮本丈の高校時代

履正社高校では1年秋から背番号5を貰いますが、1年時はケガの影響で試合にはほとんど出ることが出来ませんでした。

2年春には春のセンバツに出場するも、1打席ノーヒット。2年秋にはサードのレギュラーになり近畿大会ベスト8の成績を収めます。

3年春には春のセンバツに出場し、2安打を放ちましたが1回戦で敗退。3年夏大阪大会で決勝まで行くも、大阪桐蔭に敗れ甲子園には行けず。

履正社卒業後は「奈良学園大学」に進学。

 

宮本丈の大学成績

奈良学園大学では、1年生からショートでレギュラーを勝ち取ります。高校時代の守備位置はサードでしたが、大学からは中学時代に守っていたショートに戻りました。

宮本選手は1年秋のリーグ戦でいきなり「打率.452」「盗塁11」の好成績を残し、首位打者とベストナインのタイトルを獲得。

2年秋では「打率.418」3年春では「打率.556」と天性のミート力を存分に発揮し、チームに貢献。

4年時には国際大会の代表にも選ばれ、ここではあまり活躍できませんでしたが世界を経験することが出来ました。

最終的に大学時代は

  • 14年秋に「首位打者」「ベストナイン」
  • 15年春「ベストナイン」
  • 15年秋「ベストナイン」
  • 16年春「首位打者」「ベストナイン」
  • 16年秋「ベストナイン」「MVP」
  • 17年春「首位打者」「ベストナイン」

という輝かしい実績を残しています。

17秋もタイトルは間違いないでしょう。

 

宮本丈の打撃・守備・盗塁の評価

打撃

宮本丈の魅力は何と言っても「ミート力」です。大学4年間での通算打率は4割台と申し分なく、首位打者もこれまでに3度も取ってきています。

出塁率も高く、地方リーグとはいえ頭二つくらい抜けているために、現在の大学球界全体でショートの中で一番の評価をされています。

唯一の欠点と言えば長打力があまりないことくらいでしょうか。

ただし、走力を活かして2塁打、3塁打は量産することができます。

 

守備

守備力に関しては50m5秒9という脚力があるのでその点は良いのですが、遠投95mで肩が少し弱いこと、球際や安定感は並である等から、全体としてはショートで中くらいの評価になります。

 

盗塁

盗塁については、70試合で40個越えですからズバ抜けています。

単に足が速いだけではなく、非常に高い技術が伴っているのでイチロー選手と比較されるほど評価されています。プロに入っても盗塁王を狙えるだけの資質は十分に兼ね備えていると言えるでしょうね。

 

こちら宮本選手の打撃動画ですが、そのバットコントロールの素晴らしさがわかると思います。

 

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《2017年度のドラフト目玉投手の一人》

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宮本丈のドラフト事情

宮本丈選手をドラフトで指名しそうな球団をご紹介します。

 

阪神タイガース

宮本丈選手を1番評価しているのはタイガースです。しかし、タイガースは1位で清宮くんか社会人投手を狙うと公言しています。

なので、順調に行けば2位で宮本丈を指名する可能性は高いのですが、もし田嶋選手や鈴木博志選手が他の球団に取られてしまったら、繰り上げで宮本を1位指名するかもしれないです。

タイガースが宮本選手を高評価する理由は宮本のショートというポジションです。しかも、サードも出来ますしセカンドも出来るので、コンバートも出来るのも使いやすいです。

タイガースの二遊間事情は30代の大和選手と上本選手が頑張っている状況です。本当は若い北條選手などがレギュラーになれれば良いのですが、あまりにも安定感が無いので、30代の大和・上本を使わざるおえない状況なのです。

世代交代の意味も込めて、ここでショートの宮本選手を取れば、今後の二遊間問題は解消されるかもしれないです。

 

横浜DeNAベイスターズ

ベイスターズはセカンドが埋まっていないです。今年もセカンドは柴田選手、山下選手、石川選手、田中浩康選手などが務めました。セカンドを固定出来ていないのがベイスターズの野手の現在の問題です。

なので、セカンドも守れる宮本選手はベイスターズからしたら、喉から手が出る程、欲しい選手です。

 

中日ドラゴンズ

ドラゴンズは2016年のドラフトで京田選手を取れたので、やっとでショートが固定出来ました。しかし、セカンドがベイスターズ同様固定できてないです。

なので、若くて勢いのある宮本選手はドラゴンズも欲しい人材です。

 

オリックス・バファローズ

オリックスは以前までは安達選手が不動のショートだったのですが、難病の影響でフル出場できなくなってしまいました。安達の代わりは現在は大城選手なのですが、大城選手は少し守備に問題があります。なので、ここで宮本選手が是非欲しい所ですね。

 

千葉ロッテマリーンズ

ロッテはセカンドには鈴木大地選手がいますが、ショートはレギュラーがコロコロ変わっています。

本当は元ドラ1の平沢選手が独り立ちしてくれれば解決なのですが、1軍では成績では全く成績が残せていないです。

もしかしたら、1位清宮2位宮本という、おもいきったドラフトをしたら面白いです。

 

まとめ

宮本丈選手は2017年ナンバーワンショートです。

ショートの選手はコンバートをしやすいという所から、指名して困ることはありません。

今年は野手が豊作なので、ライバルは多いのですが、ショートというポジションはかなりの魅力なので、もしかしたらドラ1もあるかもしれないです。