ショーンマクアードル川上氏(ショーンK)
が自身の情報について、その多くを
真実を偽り公表していたことが問題となっています。

しかし一方的に報道の方を
鵜呑みにするのもどうかと思いますから、
ここではショーンK氏の言い分の
正当性等も含め検証して最終的に
個人的結論を出してみたいと思います。

 

ショーンK氏の詐称行為

ショーンマクアードル川上氏は
ショーン川上、ショーンKの別称もありますが、
この芸名から判断するとハーフのような印象を受けます。

実名こそ川上伸一郎ではあるのですが、
彼のオフィシャルサイトのプロフィールには
アイルランド-アメリカ系日本人の父と
日本人の母を持つハーフであると記載されていて、
そのルックスもあって疑う人は
恐らくほとんどいなかったことでしょう。

しかしながら、現在はこれさえも
疑惑の目が向けられています。

人間というのは一度信用を失うと本当に大変ですね。

ではその信用を失うきっかけとなった
ショーンk氏の詐称について取り上げていきましょう。

 

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MBA取得と学歴の詐称

2016年3月に

テンプル大学でBA(学位)、ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得。パリ第1大学パンテオン・ソルボンヌに留学

の経歴について、週刊文春が虚偽であるという指摘をしました。

ショーン氏はその指摘を認め
すぐに事実の告白を行ったのですが、
その内容は

テンプル大学ジャパンに入学したが、それからすぐに辞めた

というものでした。

素直に認めたのは評価したいところですが、
これは相当な問題である考えられます。

 

まず、実はMBA(経営学修士)を取得していないという点。

彼は経営コンサルタントとしても
活動していたので、MBAを取得しているか
どうかは非常に重要になってきます。

当然、ショーン川上氏が
MBAの資格を持っているからこそ
経営のコンサルティングを依頼した人は
多数いることでしょう。

次に学歴。

実はパリ第1大学には留学していない

という事実ですが、これは学歴の高さ、
知的レベルを証明するために
非常に大きな物差しとなります。

パリ大学は世界でも指折りの名門大学なので
ここに留学して勉強した経験があるかないか
では全然印象が違ってきます。

となると結局これも
本当だと思ったからこそ
コンサル依頼した人がいるはずです。

あるいは彼が所属してきた
企業やテレビ局も採用の基準として
考慮に入れたことは確かでしょうから、
もしこれらの資格や学歴がなければ
採用されていなかったかも知れません。

また、彼が実際に所属していたという
テンプル大学も決して悪い大学ではないのですが、
アメリカの大学は入学は比較的容易で
単位を取っていくことが難しいために
そこをクリアしているかいないかでは
やはり大違いにきます。

 

そしてもう一つ大きな問題点は、

ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得。パリ第1大学パンテオン・ソルボンヌに留学

の部分が丸丸事実ではないことです。

かなり大胆に経歴を創作していますね。

ここまでやれば何でも言えてしまいそうな気がします。

ということは、全く信用できなくなります。

 

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罪の意識がない?

しかしながら、これらの詐称行為について
ショーン氏にはあまり罪の意識がないように感じられます。

憔悴しながらも
「そんなに悪いことをしたのか」
と困惑していると報じられているからです。

学生時代のあだ名はホラッチョ(ホラ吹きの意)
だったと週刊文春が報道していることを考えると、
本当にこのような発言をしているのだろうと思います。

参考:スポニチアネックス記事

もちろん社会では自分の立場を
優位に持っていくために
経歴を若干誇張することも
あるだろうと思います。

よく企業が、自社の商品を売るために
大袈裟な効果をアピールしたりしていますよね。

それと同じ類のものとして
考えることはできますから、
実態が知られれば信用を失うリスクはあれど
戦略として必ずしもいけない
というわけではないでしょうが
彼の詐称は明らかに一線を越えてしまっています。

詐欺として捉えられてしまうレベルですからね。

実際、行列ができる法律相談所でおなじみの
北村弁護士は詐欺罪に当たる可能性を指摘しています。

参考:デイリースポーツ記事1

 

参考関連:サイバー警察とは何か。ラインを流出すると通報で逮捕される?

 

顔も整形という噂

ショーンK氏には、整形の噂もあります。

整形の専門家が、彼の整形の
可能性について言及しているのです。

高須クリニックでおなじみの高須克弥院長が、
クヒオ大佐という整形によって
外国人風の顔に変えた、過去に実在した
詐欺師を引き合いに出したのです。

参考:デイリースポーツ記事2

直接的にクロだと言っているわけではないのですが、
遠回しにクロだと言っているように受け取られます。

ただしこれについては、
本人が否定しているわけではないので
たとえ実際に整形をしていても
別に問題視する必要はないと思います。

公表していないけど整形している
タレントなんてたくさんいるでしょうし。

ただ彼の場合は、ここまでくると
どこからどこまでが本当で
どこからが嘘なのかわからなくなるので、
そういう意味ではさらなる悪印象に
繋がってしまうのは避けられないかも知れませんが。

 

性格は悪くない?

ただ一方で、ショーンマクアードル川上氏の
性格面についてはあまり批判的な言葉を
聞くことはありません。

武蔵野市議会議員の下田大気氏は彼について

「物腰はすごく低く偉ぶらず好印象だった」

参考:デイリースポーツ記事3

とコメントしていますし、
それ以外で共演した人も彼の人格について
悪く思っている人はあまりいないようです。

ですから、ここはイメージ通り
謙虚で優しい性格、ジェントルマンなんだろうと思います。

しかし詐欺師というのは得てして
自分自身の見せ方から偽るので、
そういう少し穿った見方をすれば
やはりショーンK氏は詐欺師の部類に
属する人物であるという捉え方もできますが。

 

最後に

個人的な印象としては、
ショーン氏は先日高校の制服を盗んで逮捕された
キングオブコメディの高橋氏に似ている気がします。

あの人も周りの評判は良かったのですが、
人知れずとんでもない悪癖を持っていました。

ショーン氏の場合、その悪癖が
事実を誇張し過ぎるところであったり
詐称するところであったりするのではないでしょうか。

ただ悪癖ですから、本人はわかっていても
なかなか衝動を抑えられなかったりするのだろうと思います。

 

しかし当然ながら、
すでにやってしまったことを
嘆いていてもどうにもなりません。

これは私の意見になりますが、
とにかくまず心機一転を図るために、
ショーンマクアードル川上という名前は
改名した方が良いのではないかと思います。

その名前の人物像は世間的には
創り上げられたものとしての印象が
強くなってしまっていると思うので、
本名の川上伸一郎に戻すことが
再スタートを切る上で重要になってくるのではないでしょうか。