蒋介石毛沢東の二人は、中国史に名を残す偉人です。

しかしながら偉人は偉人でも
毛沢東は極悪の偉人であるとされています。

これはかなり固いところなのではないか
と個人的には思いますが。

蒋介石はあまりそういう噂はないので
「善なる偉人」もしくは
「ラインは超えていない偉人」
なのかと思われるかも知れませんが、
実際のところどうなのでしょうか。

 

蒋介石と毛沢東

蒋介石と毛沢東は、
第二次世界大戦直後の中国で覇権を争いました。

蒋介石は中国国民党の代表、
そして毛沢東は中国共産党の代表として。

その結果、勝利を収めたのは毛沢東でした。

そして敗北した蒋介石率いる中国国民党は、
台湾へと追いやられることになりました。

何とか、命からがら逃げられたと言うべきでしょうか。

そのとき台湾島は
日本による支配が終わったばかりで
まだまとまりのない状態でした。

蒋介石はそこでリーダーとして、
島民を取りまとめようとしました。

最終的に蒋介石は台湾を国として
しっかり統率するのですが、
その統率の仕方が悪人なのか
そうでないかのポイントとなりますよね。

 

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蒋介石の政治

結論から言うと、
実のところ毛沢東だけではなく、
蒋介石も独裁的な政治を行う人でした。

台湾島に住んでいた人々に対しても、
権力で脅しを掛けて言うことを聞かせようとしたのです。

そのため現地の人々は
「犬が去って、豚が来た」
と嘆いていたとのこと。

これは日本人はうるさいが番犬のように
国を守る気持ちを持っていたのに対し、
蒋介石率いる中国国民党は欲張りで
汚い存在であったことを表しています。

少なくとも、豚より犬の方が印象が良いのはわかりますよね。

また、蒋介石の有名なエピソードとして
1928年、41歳のときに中華民国の
第3代国民政府主席として国のトップに立った際、
それまで中国を統治していた清の皇帝たちの墓を
爆弾で全て吹き飛ばしたというものがあります。

これはちょっと引いてしまいますよね・・・・w

 

でも蒋介石は極悪人ではない?

こういった数々の行為を拾っていってみると、
蒋介石が善人であるとは全く思えません。

しかしながら、だからと言って極悪人であったとも言えませんね。

何故なら、これは私の定義も入ってきますが、
極悪人はおぞましい数の人の命を奪っているからです。

たとえば毛沢東の場合、彼の強引な政策によって
数千万人以上の命が失われたと言われています。

参考関連:毛沢東の新民主主義・大躍進政策・文化大革命等が病的でクズの疑い

ちょっとスケールが違いますよね。

そんな極端なエピソードは、さすがに蒋介石にはありません。

それに、第二次世界大戦以前は
侵略戦争が当たり前だった時代です。

植民地、奴隷、差別、そんなのは
世界中で当たり前のように行われていたのです。

そういう意味では、蒋介石の政権が
特別悪だったということは全くないと思います。

もちろん今の基準からすればあり得ないとか、
残虐だということにはなるのですが。

 

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孫対決

ただやはり現代の価値観から当て嵌めると
彼らの行為そのものは常軌を逸しているので、
結局どちらの子孫であっても、
あまり誇りを持てないのでは、
あるいはあまり嬉しくないのではと思えてきます。

もちろん偉人の子孫であれば莫大な資産を
相続できるかも知れませんが、
個人的にはあまり羨ましくないですね。

あと、当然ながら偉人の子孫であれば大変注目されます。

毛沢東にも、蒋介石にもそれぞれ孫が存在します。

彼らの孫たちは一体どんな方々かというと。

 

毛沢東の孫である毛新宇(もうしんう)さん。

どうやらこの方はかなり残念な方なようです。

血筋を如何なく発揮して
一応国の重要な地位に就いてはいますが
その評価は散々で、彼を良く知る人物からは
「新宇の無能は折り紙付き」
と言われています。

参考サイト:http://www.fsight.jp/

折り紙付きの無能なんて言われ方、
そうそうされるものではありません。

見た目からすでにその雰囲気を漂わせていますが、
インタビューの受け答えからも十分それが伺えます。

参考サイト:http://kinbricksnow.com/

 

それに対して、蒋介石のひ孫である
蒋友柏(しょうゆうはく)さん。

彼は台湾の実業家として、
弟と共にデザイン会社を経営しています。

世界的F1チームのロゴを担当したり、
業界でもかなり名の知れた人物のようです。

参考サイト:http://newclassic.jp/

まあ社会的地位的には、それほど大差はないと思います。

しかしながらその顔付き、
にじみ出ているオーラの質を比較すると
個人的な感覚としては可哀想になるくらい差があります(汗)

それにしても、この孫のオーラの差が、
毛沢東と蒋介石の人としての差である、
と考えるのは少し強引過ぎるでしょうか。

まあ蒋介石が良いというよりも毛沢東が
悪過ぎたというのが私の見解ではありますが(笑)