今年の秋は、ニンテンドークラシックミニスーパーファミコンで賑わいそうな気配です。

今回はそんなミニスーパーファミコン(ここではスーファミミニと呼ぶことにします)について、予約するならアマゾンがお勧めな理由と、またまた品薄で転売屋の餌食になることはほぼ確定でも再入荷は期待薄な理由について取り上げてみたいと思います。

 

予約するならアマゾンが安い?

スーファミミニに限らず、新作ゲームはやはりアマゾンがお勧めです。

その理由は、まず何よりも単純に安いからです。

ネット上で価格ドットコムでも楽天でもどこでも探して頂ければわかりますが、ほぼアマゾンの方が安いです。

中にはアマゾンより安い表示もありますが、それはほとんどの場合において送料別になっています。

ですが、アマゾンでは2000円以上の買い物の場合、送料は掛かりません。

たとえアマゾンプライム会員でなくとも、です。

 

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アマゾンが安い理由

では、なぜアマゾンは安いのでしょうか。

その大きな理由の一つは、その流通経路にあります。

通常、商品の販売というのは

メーカー→卸売業者→小売店→消費者

となるのですが、アマゾンの場合は卸売り業者が介入しないのです。

メーカーから直接摂り入れて、そのまま消費者に届けることができます。

そのため、本来は卸売り業者が取るはずであるマージンも得られるのです。

 

また、それ以外の特筆すべき理由としては、

  • 巨大で安価な倉庫で保管している
  • 少ない人手で管理している

等が挙げられます。

実店舗であれば、商品のおける場所は限られていますしアマゾンと比べたら保管費用も全然違ってきます。

また、アマゾンは実店舗よりも作業が圧倒的にわかり易く単純化されているので、ミスの心配もほとんどありませんし、人手も少なくて済みます。

結局のところ、アマゾンはネット販売に徹底的に特化された企業であるために、最大の効率により最小限のコストで対応することができるのです。

その結果、他では真似できないような販売価格を実現することができるわけですね。

 

アマゾンのデメリット

その代わり、逆にデメリットもあります。

それは届くのに時間が掛かることです。

普通便だと、届くのは発売日の翌日以降になります。

お急ぎ便であれば、その日のうちに届くことを確約させることができますが、それでも当日中なので、午後以降になる可能性が高いです。

これはどうしてもアマゾンに限らずネット購入のデメリットで、新作ゲームを早くやりたい場合、ダウンロード版でなければネット購入は直接店舗で購入した場合と比べてどうしても遅れを取ってしまいます。

たとえお急ぎ便であったとしても、店が開いた瞬間の10時くらいに購入する方が早いですからね。

 

とはいえ、スーファミミニに関しては別に新作と言っても商品自体が新しいだけで中身は新作ではないので、別に数時間~1日以上プレイが遅れることによるデメリットはそんなに感じないと思います。

ですから、個人的にはスーファミミニの予約は値段的な魅力で他よりも1歩リードしているアマゾンで良いのではないかと考えています。

ちなみに、もし今アマゾンプライム会員であればお急ぎ便も無料で使用することができるので、アマゾン購入のデメリットを最小限に食い止めることができますね。

 

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任天堂のハードはなぜいつも品薄状態なの?

スーファミミニは、現在の世間の反応をネットで確認すると、明らかにファミコンミニを越えるセンセーションを巻き起こしそうな勢いを感じます。

となると、転売屋に目を付けられないはずがありません。

ファミコンミニも、転売屋によってかなり買い占められた結果、本当に欲しい人が転売屋から割高の価格で購入しなければならなくなりましたからね。

ですがそもそもの話、それであれば任天堂が増産をして対応すれば良いじゃないか、という気持ちになる人もいるでしょう。

しかし残念ながら、任天堂はその気がありません。

ファミコンミニにしてもスイッチにしても、任天堂の最近のハードは常に品薄状態で、まともに販売されていない状況です。

その理由は、完全に販売戦略の一環です。

では、それがどのような販売戦略なのか説明しましょう。

 

たとえば、一気に増産して今欲しいと思っている人全員が購入できるようになったとします。

たくさん市場に出回るようになると、大きな問題が二つあります。

それは

  • ブランド価値が低下すること
  • 新品が売れ辛くなること

です。

まず言えるのは、希少価値の低下です。

「数が少ない」商品は希少価値があるため、より欲しい気持ちにさせることができます。つまり、手に入れること自体に価値を感じさせられるのです。

逆に数が多くなり「いつでもどこでも手に入る商品」となると、人はそこに価値を感じません。

それがブランド価値の低下を招いてしまうのです。

 

また、全員が手に入るくらいまで増産をすることで少し遊んで満足し、売却する人が多く出てくるので、中古がたくさん市場に出回るようになります。

中古が多く出回れば、当然そちらの方が安いですからわざわざ新品を買う、という人は減ります。

さらに、中古が多いと消費者は「面白くないのかな」「人気ないのかな」という気持ちを持ってしまいます。

その結果、新品が売れ辛くなり、かつブランド価値も低下してしまうことになるわけですね。

そしてブランド価値の低下からさらに売る人も増え・・・・となると完全に負の循環に陥ってしまいます。

どんどん、価値を感じられない商品になっていってしまうのです。

 

ですから、任天堂の商品がいつも品薄なのは、完全に戦略なのです。

とはいえ、転売屋に高値で売られている現状は問題視しているのではないかと思われるかも知れませんが、そうとも言い切れません。

なぜかと言えば、

「それだけ高くても売れてしまう」→「それだけ価値のあるもの」という捉え方をさせることができるから

です。

つまり、転売屋が法外な値段で売り出していることは、商品の価値の証明でもあるのです。

 

ただし、それに対して消費者が

「なぜ任天堂は増産しないのだろう」

「任天堂が増産しないせいで定価を遥かに上回る値段で買わなければならない」

という気持ちを抱いてしまうと、嫌われてしまってそもそも興味がなくなるという視点もあります。

ですからその辺りは絶妙のバランス感覚が必要になってきます。

そのため、現状の売れ行きだとか、巷の評判等を参考にしながら慎重に増産数を決定しているわけですね。

 

転売屋の餌食でも再入荷の可能性は薄いのか

では、スーファミミニも品薄状態になってしまうのでしょうか。

答えから先に言うと、間違いなくなるでしょう。

そもそも、スーファミミニはニンテンドースイッチとは違って、どちらかと言うとプロモーション目的の商品です。

つまり任天堂のゲームを世に広めたり、あるいはかつてゲームを楽しんだけどすでに引退して今はやってないプレイヤーに、戻ってきてもらうきっかけにしたいという思惑です。

ですから、それそのもので利益を上げようとはしていないのです。

その証拠に、ファミコンミニも大人気であったにも拘わらず、現在すでに一旦販売を停止しており、販売再開の時期は未定となっています。

 

とはいえ、

「プロモーション目的なら多少多く作り過ぎても問題ないのでは?」

と思う方もいるでしょう。

しかしながら、そもそも自社商品が売れ残っている、あるいは中古がたくさん出回っているという状況が良くないのです。

たとえプロモーションは出来たとしても、任天堂そのもののブランドイメージを下げてしまうことになり兼ねませんからね。

明らかに、現在の任天堂はブランドイメージを販売戦略の軸に置いています。

現状を見るとそれが功を奏しているようには見えますね。

ですから、増産の可能性は極めて低いでしょう。

 

ちなみに、海外では国内に先行して予約が開始されていますが、開始ものの数十分で売り切れ、今では数倍の値段が付いているようです。

さすがにここまでくるとそもそも消費者に愛想を付かれてしまうリスクもあると思いますけどね・・・・(笑)

どこまで調整してくるかは見物ですが、やはり最近の任天堂の動きを見る限り、市場のニーズが満たされない程度にチョロチョロと増産をして、ファミコンミニのように販売停止するという流れが目に見えています。

ですから、必ず早めにご予約されておいた方が良いですよ。

予約は上で挙げたように、アマゾンがお勧めです。