野球の世界大会である

WBCの強化試合(オランダ戦)

で日本代表の大谷翔平選手が放った打球が、

常軌を逸しているとして大変な話題になっています。

天井に突き刺さるようにして消えていったのですが、

もし天井がなかったら・・・・

という想像と論争がされていたりするので、

ここでは

天井に当たらなかった場合の推定飛距離

海外の反応

をテーマとして取り上げてみたいと思います。

 

天井弾の推定飛距離

各メディアはこれに対して、

推定飛距離を

150~170m

としていました。

ですからメディアによって

その推定飛距離には

約20mの開きがあるものの、

少なく見積もっても150は行ったのでは

という見解となっているわけですね。

 

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ただその一方で、ネット上では

「上がり過ぎだから届いていない」

と言っている素人の方もいます。

が、これについては「正しくない」

と断言して問題ないでしょう。

 

東京ドームの両翼は100mであり、

打球の角度とその天井に当たる

勢いからして、余裕に越えているのは明らかです。

つまり、

天井がなければ、天井よりも

遥かに高い放物線を描いて、

スタンドに届いているだろう

ということです。

そもそも、いくらなんでも各メディアが

50m以上も目測を誤って報道することはないでしょう。

そして妥当だからこそ、その報道に対して

異議を唱えるOB達も出て来ないのです。

 

ただしファールであれば、あり得ますが。

実際、対戦したオランダの首脳陣は

「あれはファールだった」

と話していますからね。

ただそれでも、

「スタンドまで届かなかった」

とは誰も言ってませんが。

 

また、打球を打った本人である

大谷選手はどうかというと、

「十分な手応えはあった」

とコメントしています。

つまり、飛距離は十分と確信しているのです。

そして、打った後にその打球の行方を見つめています。

(ファールかどうかだけわからなかったとのことです)

 

もともと大谷選手は余程の確信がなければ

打った後に走り出すので、

恐らく少なくとも

40メートル以上の余裕を持ってスタンドイン

する手応えがあったのだろうと推測できます。

 

海外の反応

今回の強化試合で、

大谷選手のバッティングに対する

メジャー関係者の評価がかなり変わりました。

これまでメジャーで注目されていたのは

ピッチングの方で、バッティングの方は

二刀流を続けるのが難しいこともあり

それほどでもなかったのですが。

 

強化試合の最終成績は

11打数5安打1本塁打(.455)

しかしながら、実際は明らかに

この数字以上のインパクトを与えています。

そのインパクトの最大の理由は、

やはり彼のパワーになります。

 

その一本のホームランも、

推定飛距離140m

の特大の当たり。

そして事実上のホームランである

天井弾は、上で取り上げたように

推定150~170m

と言われている。

 

しかも、これはWBC公式球です。

日本のボールと比較すると

かなり飛距離が出辛い、とされるボールです。

メジャーのボールに近いとされていますね。

現に強化試合の全4試合で

日本選手が打ったホームランは

全体でたったの4本しかありません。

ホームランバッターが

ずらりと並んでいるのにも関わらずです。

今シーズン44本塁打

ホームラン王に輝いた筒香嘉智選手ですら、

本来なら楽々スタンドインしてるはずのところ

フェンス直撃となった打球が二回ありました。

 

そんな他の選手たちが苦戦している中で、

桁外れの飛距離を見せ付けたわけですから

この時点で他の選手とは比べ物にならない

長打力があることがわかります。

 

実際、試合前の打撃練習の段階で

すでに他の選手を圧倒していたようですが。

※メキシコ戦の打撃練習

 

センター左への当たりは

推定飛距離150mくらいでしょうね。

 

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国外の関係者たちのコメント

そんな大谷選手の打撃に対して、

多くの国外の関係者がコメントを残しています。

「彼は一流選手の中でもトップの中のトップ」

「和製ベーブルース」

「素晴らしいアスリート。明るい未来が待っている」

「素晴らしい能力、パワーを持っている。非常にいい選手だと思う」

「それにしてもすごいパワーだ」

「ダルビッシュ+松井秀喜」

※これらはバリバリのメジャーリーガー、あるいは各国の監督やスカウトのコメントを引用しています。

 

それまではメジャーでは

・二刀流は無理

・基本的に「ピッチャー中心に、試合がない日は代打」という起用法になるのではないか

と言われていたのですが、

今回の強化試合で見せた

大谷のポテンシャルによって

それは勿体ないのではないか、

と思われるようになりました。

 

また、東京ドームでの天井弾は

過去に巨人・ヤンキース等で活躍した

歴代屈指の長距離打者である

松井秀喜さんしかやっていない、

という報道がされていますが、

確かに似たような打球ではありました。

しかしながらこのときの松井さんが打ったのは、

もちろん国際球ではなく日本公式球です。

ですから、国際球でこんな打球を打つことは

いくら全盛期の松井さんであっても

恐らく不可能だと私は思います。

 

あともう一つ言うと、大谷選手はまだ

22歳で身体が出来上がっていません。

さらにピッチャーと兼任しているので

練習量が足らず、打撃もまだ未完成です。

つまり、まだまだ伸びしろがあるということです。

ですから、これは松井さんよりも

球を飛ばすパワーが上回っている

ということを意味していて、

この辺りをメジャー関係者は見ていて、

相当ヤバいと思われているのです。

 

各解説者陣の反応

また、大谷選手のパワーが

プロの目線から見ても常軌を逸していることは、

各解説者陣のコメントを聞いてるだけでもわかります。

 

140m弾の試合の解説者である

松中信彦さんと槙原寛己さんは

[松中]

ヤバいですね

どこまで飛ぶんだっていう・・・・

[槙原]

凄いなあ

 

そして天井弾の試合の解説者

前田智徳さんと古田敦也さんは

[前田]

もうちょっと・・・言葉が出ないんですけど

[古田]

凄いなあ

散々規格外だと言ってきましたが・・・やることが凄すぎて

 

と、もはや解説になっていません(笑)

それだけ異次元であるというのがよく伝わってきますね。

 

四人とも大変な名選手だったので

プライドもあるはずなのですが、

ここまで手放しに認めているのはちょっと驚きました。

特に松中さんなんて元三冠王ですからね。

 

単純に

「すげえ~」

という、

もうその辺の野球少年とあまり変わらない

憧れとか感動のような見方をしているように思えます。

 

これまでに解説者をその実力によって圧倒し、

その辺の素人みたいにしてしまった選手はいないでしょう。

(たまにもともとおかしい解説者はいますが笑)