今までiPhoneには防水機能が備わっていませんでしたが、2016年9月発売のiPhone7から待望の防水機能が搭載されています。

防水機能といっても実はどれほどの防水性があるかどうかはスマホによって様々。初期の防水スマホは30cmの深さの真水に30秒間浸けていても大丈夫なものが”防水スマホ”と呼ばれていました。

現行のスマホは初期のスマホよりも防水機能が優れているのか?

iPhone7の防水性能はどれほど水に強いのか?

待望の防水機能について解説していきます。

 

①スマホの防水機能とは?

外部から水が入り込まないようにするための機能のことです。

従来のスマホだと充電ケーブルの挿入口のカバーに防水効果のあるパッキンを付けて水の侵入を防いだり
、電池が取り外しできるスマホであれば電池パックのカバーにも防水効果のあるパッキンを付ける等の工夫がされています。

しかしながらパッキンが外れていたり、パッキンが劣化していたりすると防水能力がなくパッキンの隙間から水が入り込むことが多々ありました。

ですから、大丈夫な場合はあっても保障は全くなかったのです。

 

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②防水機能にはどれだけ水を防げるかという規格がある。

防水機能がついたスマホやiPhone7には、防水にどれだけ耐えうるかのテストが行われています。

そしてテストの結果を数値化して一目でどれほどの防水性能を持っているかを分かりやすくしてくれています。

iPhone7の防水規格はIPX7です。

こちらのリンクに詳細が載っていますのでご覧ください。

http://www.ip68.jp/technicalguide/pdf/IP_2014.pdf

 

防水機能で保証されていないものがある

防水機能がついているスマホであっても防水機能の保証外のものがあります。

  • お湯・熱湯
  • 薬品や洗剤の入った液体
  • ジュースやコーヒーなどの飲料水
  • 海水

あくまで防水機能の基準としては”水”だけなんですね。

熱いお風呂にポチャンとスマホを落としてスマホの中が水没したとしても保証対象外になってしまいます。

 

②iPhone7の防水能力とは

iPhone7の防水能力は

深さ15cm〜1mの水の中に30分間浸かっていてもOK

 

iPhone7の防水機能は生活のどのシーンでも安心?

今までにiPhoneを水没させてしまった経験がある方は必見です。

iPhone7の防水機能は生活シーンで例えると
どういった状況で安心できるものなんでしょうか。

  1. 便座に座った時にポケットから
    iPhone7を便器の中に落としてしまった場合 … セーフ!
  2. 土砂降りの雨の中濡れながら
    iPhone7で電話をしてしまった場合 … セーフ!
  3. スーツの胸ポケットから水を出している洗面台に
    iPhone7を落としてしまった場合 … セーフ!
  4. テーブルでコーヒーを飲んでいるときに
    横に置いてあったiPhone7にコーヒーを倒してこぼした場合 … グレー
  5. 台所で煮立った鍋の中に
    iPhone7を落としてしまった場合 … アウト!

 

それぞれ経験したことのある人は少なくないでしょう。これらのような事故が起こっても生き残るというのは、かなり革新的な進歩ですよね。

雨くらいであれば、よほど強烈な雨の中晒されていても恐らく大丈夫なレベルだと捉えても問題ないと思います(ただし雨は不純物が混ざっているので保障とまではいかないでしょうが)。

 

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防水性能とは基準以外の生活シーンだとダメなのか?

”グレー”という答えになってしまったこぼしたコーヒー。実際に今までにiPhoneにコーヒーをこぼしてしまったという人も沢山いると思います。

防水基準だけでで言えば「アウト」なんですが、実際には「セーフ」だったということも多いです。

iPhone7以外のiPhoneではイヤホンジャックやスピーカー、Lightningコネクタ(充電ケーブルの差込口)から水が入り込み故障の原因になっていました。

しかしiPhone7からはイヤホンジャックもなく、iPhone7自体に防水機能がついたことにより水に浸しても大丈夫なほど防水性能が強化されています。このiPhone7の防水性能であれば、こぼしてもすぐに拭き取ってあげればさほど支障は出ないと思われます。

とはいえ、絶対に大丈夫とは言い切れない点があるので答えは”グレー”ですが。

 

実際にiPhone7の防水性能を実験した動画もチェック

またYouTubeで『iPhone7の防水機能が本当か試してみた』という動画もアップされていますので参考にしてみてください。

YouTubeで「iPhone7 防水」というキーワードで検索すると、防水実験をした動画が沢山出てきます。

iPhone7の防水機能について「自分の目で確かめたい」という方は是非確認してみてください。

※一例

 

iPhone7の防水機能まとめ

  • 1mまでの深さの水の中なら30分間水没しない規格IPX7
  • 防水機能がついていても保証外のものがある
  • 生活シーンの多くで防水機能が役立つ

万能とまではいかないにしても、iPhone7の防水機能は生活防水はもちろんのこと、今までのiPhoneでは水没してしまい故障となってしまっていたようなシーンでも、十分に防水能力を発揮してくれます。

これは非常にありがたいことなのではないでしょうか。

時代と科学技術の進歩を感じずにはいられませんね(笑)