iPhoneにはSiri(シリ)という音声アシスタントがいます。

ホームボタンを長押しすると

「ご用件はなんでしょう?」

という表示が出るので、この時に質問やお願いしたいことを喋ると質問に答えたり、お願いしたことをやってくれます。

といっても、もちろん人間ではなくてAI(人工知能)なので何でも理解できるわけではなく、融通が利かないところはあります。そのため別にいらないんじゃないかという人も多いのですが、現代のAIは恐らく多くの人が思っている以上に進化しています。

というわけで、ここではSiriとはどんなものなのかについて、Siriを活用してできること等、基本知識をまとめました。

 

Siriの主な機能

SiriはiPhone4s以降のiPhoneから使えるようになった音声認識機能で、音声を認識して質問やお願いに応えてくれます。

たとえば

「明日の天気は?」

と言うと、現在地の明日の天気予報を音声で読み上げ画面に表示してくれたり。

 

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Siriができること

・天気予報を調べる
・歩きながらメモを取る
・電話をかける
・カレンダーに予定を入れる
・道順を調べる
・音楽を流す
・メッセージを送る
・インターネットで調べる
・流れている曲名を探す

 

iPhoneに入っている曲を探さずにかける

SiriはiPhoneに入っている今聞きたい曲をすぐに探してかけることができます。

アーティスト名か曲名をSiriに伝えると曲を流してくれます。

 

テレビや町の中で流れている曲名を教えてくれる

お買い物に入ったお店でいいなぁと思う曲が流れていても曲名やアーティスト名が分からなかったらその曲を買ったり聞いたりすることができません。

そんな時はSiriに「今流れている曲は何?」と聞くと、しばらく曲を聴いたあとにアーティスト名と曲名を教えてくれます。

洋楽や邦楽の多くを調べることができますが、世界中の曲全てを調べることはできません。

 

ハンズフリーで起動できる「Hey Siri」

iPhone6s以降のiPhoneはロック画面でSiriを起動できる「Hey Siri」の機能が追加になりました。

テーブルに置いてあるiPhoneに向かって「Hey Siri」と言うとSiriが起動するので、ハンズフリーで天気予報を知ったり電話をかけることが簡単になりました。

iOS8以上のiPhoneであれば条件付きで「Hey Siri」が使えます。

iPhone6s以前のiPhoneであっても、iOS8以上で電源に接続されている状態であれば「Hey Siri」と言ってSiriを起動することができます。

 

「Hey Siri」と言えばiPhoneの持ち主以外でも反応する?

「Hey Siri」を起動するには、声の登録が必要です。

設定の中にある「Siri」の項目で“Hey Siri”を有効にして声の登録をしないと使えないようになっています。

設定をONにした後、

「Hey Siri と言ってください」と3回読み上げ
「Hey Siri 今日の天気は?」と1回言読み上げ
「Hey Siri 私です」と1回読み上げる

と声の登録が完了して「Hey Siri」と呼びかけるだけで起動するようになります。

つまりiPhoneの持ち主が声の登録をしているので、他の人がiPhoneに「Hey Siri」と呼びかけても起動しないようになっています。

※ただしホームボタンを押してSiriを起動した場合は、「Hey Siri」でSiriに声を登録していない人でも名前や名称が連絡先に登録されていれば電話をかけることができます。この際のSiriの起動方法には音声の認証はありませんので、ご注意ください。

 

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Siriができる便利な小技機能

家族や友人に電話をかける

ホームボタンを長押しするか「Hey Siri」と言ってSiriを起動させたら

”〇〇さんへ電話”

と言うと、連絡先に登録されていればそのまま電話をかけることができます。

もし同じ苗字で連絡先に登録している場合は、候補の方の連絡先が画面表示と音声読上げされるので、画面選択で発信ができます。

フルネームで連絡先を登録しておいて、フルネームで”〇〇さんへ電話”と言うと音声だけで電話をかけることができます。

 

iPhoneのイヤホンでも電話をかけられる

iPhoneに付属しているイヤホンは、音楽を聴く以外にも音量調節部分にマイクがついています。

イヤホンをしたままで「Hey Siri」と言うとSiriが起動するので、“〇〇さんへ電話”と言うとそのまiPhoneに触れずに電話をかけることができます。

 

名前を言わずに電話をかけられる

連絡先に登録している名前以外にも、「旦那、嫁」といった言い方でも電話をかけることができます。

例えば初めてSiriに”旦那に電話”と言った場合に「あなたの旦那さんの名前を教えてください」とSiriに言われます。

その後に連絡先に登録している名前を言うと旦那として登録され、以後は”旦那に電話”と言えば電話をかけてくれます。

その他にも兄弟や親子でも登録ができます。

家族にかけるときに名前を言うのが面倒だと思う方は登録しておくと便利です。

 

色んな呼び方で電話ができる

”奥さんに電話”
“嫁に電話”
”旦那に電話”
”夫に電話”
”妹に電話”
”弟に電話”
”兄に電話”
”姉に電話”
”母に電話”
”父に電話”

 

寝る前に翌朝のアラームをセット

寝ようとベットに入ったあとに

「アラームをかけ忘れてしまった!」

ってときにもSiriにお願いすると便利です。

ホームボタン長押しか「Hey Siri」でSiriを起動し「明日〇〇時に起こして」と言うとアラームのセットをしてくれます。

また、朝起きられないかもしれないからと複数のアラームを5分置きにセットしている場合、起きた後にまだアラームが残っていたら「アラームを全てOFFにして」とSiriに言うとONになっているアラームが簡単に全てOFFにできます。

 

最後に

如何でしたでしょうか。

Siriの機能なんていらないと思っていた方は、意外な活用法が多いことにびっくりしたのではないでしょうか。確かにSiriは必ずしもなくても良いものですが、かなり賢くて奥深いので、ここで挙げた以外にも頭を柔らかくして考えてみると様々な使い方ができるはずです。

単純に色々な質問をぶつけてそのエキセントリックな返答を楽しむという、まるで話し相手の代わりのような使い方をしている人もいます。

AIの進歩はこれからもどんどん進むのは間違いありませんから、本格的に自分の友人のような存在になる日もそう遠くないかも知れませんね。