富裕層に興味がある方は
多いのではないでしょうか。
誰しも巨万の富を築きたいという
願望はあると思いますからね(笑)
というわけで今回は、富裕層の定義と、
世界的な平均年齢と人口割合等を取り上げていきます。
富裕層の定義は年収じゃない
富裕層の定義として、
年収が高いことだと思っている方も
少なからずいるのではないでしょうか。
実は富裕層の定義と年収は直接的には関係ないのです。
富裕層の一般的な定義は、現在所持している
住居や日常品を除いたその他全ての資産を
現金に換えた際に100万ドル以上になることです。
日本円だと約1億円ですね(為替によりますが)。
ですから、現金以外では主に株や債券、
不動産等が含まれることになります。
ただ、年収が高くなければ富裕層には
なかなかなれないような気がしますよね。
なので定義ではありませんが
もちろん平均値で言えば
富裕層になればなるほど
年収が比例して大きくなるところはあります。
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平均年齢
富裕層の平均年齢については、
国によって大きな開きがあります。
こちらのデータ(2011)をご覧下さい。
出典:World Wealth Report より
左から
日本
ヨーロッパ
ラテンアメリカ(中南米)
中東
北アメリカ
となっています。
特徴としては、まず日本では
56歳以上の世代で80%以上を占めています。
それに対し中東では56歳以上が45%、
逆に55歳以下が55%となっています。
もちろん理由は様々あるでしょうが、
大きな理由の一つとして挙げられるのは
日本はやはり年功序列制度が
しっかりと根付いていたことがあるだろうと思います。
しかし近年になって、
年功序列の事実上の崩壊と
経済構造の変化によって
若い世代でも富裕層の
仲間入りする人が増えてきました。
ちなみにグラフには
中国のデータが載っていませんが、
こちらのサイトでは2014年の時点で
資産1億7000万円以上の平均年齢は38歳とあります。
参考:日本最大の中国情報サイト
やはり中国の場合はバブルに乗っかって
一気に稼いだ人が中心になるので、
働き盛りの中年が代表的な
富裕層となっているのでしょう。
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富裕層の世界の人口割合
では、人口比率で見た場合はどうなるのか。
◆富裕層人口
1 米国 690万6000(659万5000)
2 中国 361万3000(242万5000)
3 日本 112万5000(107万4000)
4 英国 73万1000(60万6000)
5 スイス 46万1000(41万5000)
6 カナダ 41万8000(36万2000)
7 ドイツ 35万(33万8000)
8 台湾 32万5000(31万)
9 イタリア 29万1000(27万1000)
10 ロシア 24万2000(19万8000)
11 フランス 23万(22万5000)
12 香港 22万9000(21万)
13 オーストラリア 21万5000(18万2000)
14 オランダ 18万7000(15万8000)
15 ベルギー 16万4000(15万5000)◆富裕層密度(人口1000人あたり)
1 スイス 13.5%
2 バーレーン 12.3%
3 カタール 11.6%
4 シンガポール 10.7%
5 クウェート 9.9%
6 香港 9.4%
7 米国 5.6%
8 イスラエル 4.9%
9 台湾 3.9%
10 UAE 3.8%
11 ベルギー 3.0%
12 オマーン 3.2%
13 カナダ 3.0%
14 英国 2.7%
15 サウジアラビア 2.6%
となっています。
日本は世界第三位の
経済大国なのにも関わらず
富裕層密度が低く、
大体人口の1%程度で
ランキング圏外となっていますね。
この主な理由は、日本社会は
中間が多くて貧富の格差が少ないからです。
しかし中国は世界第二位の経済大国なのに、
こちらも富裕層密度が非常に低いです。
中国の場合はなんと密度が0.2%程度しかありません。
こちらはなぜかと言えば、
一部の富裕層が爆発的に稼いでいることと、
そもそも人口が多いことがあります。
国の人口が多ければそれだけ
国としてもお金がたくさん集まりますからね。
日本は世界的に見ても
富裕層の多い豊かな国ですし、
貧富の差も少ないのでそういう意味では
かなりバランスが取れていると思いますね。