ポルトガルというのは、日本と歴史的になじみが深い国としても有名ですが、サッカー選手でありながら、その枠を超えた世界的なスーパースターであるクリスティアーノ・ロナウドの出身国でもあります。
ここではそのポルトガルについて、日本との歴史や繋がりと観光のお勧め場所や料理、治安などを紹介していきたいと思います。
日本とポルトガルの歴史や繋がり
日本とポルトガルの出会いは、日本に1543年に中国のジャンク船に乗って種子島に漂着したのが始まりです。
そこに同乗していた中国人通訳が日本の侍と筆談をして、その後、種子島の領主に連れて行かれて、鉄砲を初めて日本人に試射して見せる事になったのが、ポルトガルが日本との付き合いを開始したきっかけでした。
そして、その後のキリスト教禁教まで様々なポルトガル文化が日本に伝えられました。
キリシタン、ジョーロ、ボーロ、カルタ、ボタン、コップ、カッパなど日本語となったこれらの単語の語源は、全てポルトガル語が起源です。
金平糖という日本のお菓子も、コンフェイトというポルトガルのお菓子から来ているのですが、残念ながらポルトガル本国では、離れた島のマデイラ島やアソーレス諸島などでしか残っていないようです。
Sponsored Link
ポルトガル観光のお勧め
マデイラ島
前述のマデイラ島は、クリスティアーノ・ロナウドの出身地です。本場の金平糖を食べにマデイラ島まで、足を延ばすのもありかも知れませんね。マデイラのフィンシャル空港の名前も彼のサッカーでの活躍により、クリスティアーノ・ロナウド・マデイラ国際空港と改変されたようです。
リスボン
もしもそういう島嶼部に行かれないのでしたら、まずは首都を廻る事をお勧め致します。
実はリスボンには、日本との関わりの深い南蛮屏風が飾ってある美術館があります。
リスボンにある国立古美術館（Museu Nacional de Arte Antiga ムゼウ ナショナル デ アルテガ）にそれはあります。
美術館は二つ隣り合って建物があるので、間違えないようにして下さい。
Biombos Nambam(ビヨンボス ナンバン)とポルトガル語で言えば、南蛮屏風と言えばわかってもらえるでしょう。
南蛮屏風が飾ってあるのは二階になります。
数百年の時を得て、日本とポルトガルの繋がりが見られるので、感慨無量（かんがいむりょう）です。
ヨーロッパ大陸の最先端
ポルトガルはご存知のように、ヨーロッパ大陸の一番西にあります。
そして、もし、ヨーロッパ大陸の最先端に行ってみたい場合は、ホテルなどのツアーをお勧め致します。
ロカ岬（Cabo da rocaカボ ダ ロカ）と言う所がありまして、そこでは最西端に来たと言う証明書まで発行してくれます。
記念碑も建っていて、その向こうがアメリカ大陸であり、またもやこれも感慨無量です。
木で落ちないようにはしておりますが、海が見える側は絶壁（ぜっぺき）になっています。
あまり、乗り出して見て落ちる人はいないと思いますが気を付けてください。
バスで行く場合はシントラというリスボンからバスで40分くらいの所に行き、それから、カスカイスという所に行くのですが、ポルトガル語などが出来ない場合、迷う可能性もありお勧め致しません。
シントラ
シントラには多数のお城があり、ここもツアーで廻ると良いでしょう。
お城によっては珍しいお城をモチーフにしたお土産もあるので、非常に良い思い出になります。
Sponsored Link
ポルトガル料理
ポルトガル料理は基本的に、魚が多いので日本人に合うでしょう。
ヨーロッパの食は肉料理が多いため、胃に負担が掛かって困ることがあるのですが、ポルトガル料理はさんまの塩焼き（サルディーニャ アサーダシュ）など、日本料理に近いところがありますので、胃が強くない方にも楽しめます。
それから、お米はアローシュと言います。
お米も沢山ありますし、ヨーロッパの中でもお米を沢山食べる国民性なので、ますます日本人との共通点が楽しめます。
日本になじみが深いカステラも、現地ではパオンデローと言う名前で楽しめます。
パオンデローと赤ワインなどを合わせて食べると、面白い味になるかも知れませんよ。
治安
治安は結構良いです。
こちらのサイトの世界治安ランキング（世界平和度指数）では、19位となっています。日本が6位なのでそれよりは少し下ですが、十分に安心できる範囲ではあるでしょう。参考サイト：世界治安ランキング
どちらかと言うと良い意味で田舎っぽい感じです。
人口も少なく人々もシャイで、日本の地方都市のような感じです。
首都でそれですから、日本の東京のようなごみごみした感じは全くありません。
パリやら、ロンドンとは全く違うような感じがするでしょう。
ちなみに、ポルトガルへの飛行機は直行便がないので、まずポルトガルの周辺都市まで行ってから乗り換える形になります。
スペインを訪問する予定がありましたら、スペインからはバスや電車で行くことができますよ。
