健診と検診がどう違うのかについて、
知らない人にとっては混同してしまいがちです。

ここでは、これらの内容の違いを中心に
取り上げてみたいと思います。

 

検診と健診、それぞれの内容の違い

健診とは健康診断のことであり、
程度の違いこそありますが
国民のほぼ全員が経験したことのある内容です。

身長体重の測定、耳・目や血液・尿の検査等。

つまり、「病気の危険因子」の有無を診断するということですね。

危険因子が見つかれば生活を見改めて
改善していかないといけないのはもちろんですが、
場合によっては検診も必要になってくるでしょう。

 

それに対して、検診とは
「病気の有無と種類」を特定するものであり、
これはすでに発症してしまっている病気が対象です。

つまり、健診によって一次予防(病気が発症する前段階の予防)
と同時に検診による二次予防(病気が発症した後の予防)
を促すということで、どちらも関連していて
それぞれに重要な意味があるわけなのです。

 

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がん検診も必要か。値段は?

もちろん、受けるに越したことはないと思います。

がんは早期発見することが最重要であり、
発見が遅れれば遅れるほど命取りになってしまう。

自分が検査を怠ったがばっかりに
取り返しの付かない事態になったとしたら
普通、後悔するのではないでしょうか。

 

がん検診の費用については、
臓器、検査によってそれぞれですが
安いものでしたら3000円程度で
可能であったりします。

できれば全部受けるに越したことはないのですが、
やはり予算があるでしょうし限界があるので、
健康診断を先に受けたりして「危ないな」と
感じられる臓器に関しては少なくとも
受けるべきだと思います。

こちらでは、その臓器ごとのがん検査費が
詳細にまとめられているのでご参照ください。

がん検査・健診費のまとめサイト

 

定期の健診は必要

とはいえ、やはり一番重要なのはそもそも
大きな病気に掛からないことであって、
定期の健診はそのためのもっとも
基礎的な部分となってくるでしょう。

普段の生活が不摂生であったり、
ストレスが溜まっているという自覚がある場合は
特にマメにするべきだと思います(当然ですが)。

医者の話を聞いて「これはヤバいな」
と思えば改善する気になるでしょうし、
逆に悪いところがなくてもとりあえず
「今の生活を続ければ良い」という安心になります。

ですから、受けて得することはあっても
全く損はないですよね。

費用としては1万円ほどをみておくべきだと思いますが。

 

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国民健康保険の適用外

ちなみに国民健康保険には
健康診断は含まれていないです。

ですから保険が適用されず、
この辺はどうなんだと個人的には思います。

従業員は通常、国が事業者に対して
健康診断を義務としていますから
強制的にやらされるから良いのですが、
もしニートやフリーターだった場合、
あるいは事業者本人だった場合は
そこから抜けることが出来てしまいます。

やはり1万円は人によっては
大きな金額に感じられますし、
「めんどくさいからいいや」
となってしまうことが十分に考えられますよね。

 

特にニートやフリーター、事業者は
一般サラリーマン以上に健康に対して
いい加減に考えている傾向があると思うので、
何年も受けずに気付いたら
病魔が進行していて手遅れになってしまっていた
ということも考えられるのではないでしょうか。

だから私は、年一回の健康診断自体を義務にして、
金銭面の負担を考慮して国民健康保険の適用範囲に含むべきだということを思います。

どうせ私たち国民から集めた税金を
意味のないところに使用してしまうくらいであれば、
こういうところに回すことはできないのだろうか、
と感じたりしますけれどもね。

ただ私たち一般市民側としても、「まぁ大丈夫だろう」
と安易に考えて油断をしている人が
多いように感じるので、
もっと自分が今、「健康状態にある」
ということの意味を自覚する
必要があるのではないか、ということも思います。