今年2016年は芸能界のニュースが

かなり騒がしい年となりましたね。

この方も、後もう少し頑張れば

良い一年で終われたはずなのに・・・・

 

というわけで、今回は

お笑いコンビ・ノンスタイル井上裕介さんが

やらかしてしまった問題である、

当て逃げ事件についてフォーカスしてみたいと思います。

 

当て逃げの内容

2016年12月11日、ノンスタイルの井上さんが

当て逃げをし、警察の御用となってしまいました。

警察の話によると、走行中

井上さんが強引に車線を跨いできて

その結果、被害者の車両のフロント部分と

井上さんの車両の後部が接触したが、

井上さんはそのまま走り去ってしまったとのこと。

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※『スッキリ』より

 

が、相手がタクシーであった

こともあり、すぐに特定されました。

 

この接触によって、

当てられた車両を運転していた男性は

首や腰に全治二週間の怪我を負ったそうです。

 

なぜ逃げたのか

結局のところ、多くの人は

ここに大きな疑問を感じています。

 

普通に気を付けて走っていても、

ぶつかってしまうことはあると思いますからね。

一番悪いのは当てておきながら

その場から立ち去ったことです。

 

本人も

「ぶつかった感覚はあった」

と語っていますし、

気付いていなかったわけではないのですが。

しかも相手も動いている以上、

相手にも責任はあるわけですから

逃げさえしなければ

どんな当たり方であったにせよ

井上さんが全面的に悪くなることはなかったのです。

 

では、一体逃げた理由とは何だったのでしょうか。

最初に報道されたのは、井上さんが

「事故を起こしたら大変なことになると思って逃げた」

という内容でしたが、

これについては本人が

「警察の人にそう聞かれたので、何となく返事をしたら公になってしまったけどそうではない」

と否定したことで、要らぬ憶測を呼ぶことになってしまいました。

 

まだ現時点でも本人の口からも

はっきり語られていませんから、

これまでの世間的な予想等を挙げてみたいと思います。

 

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逃げ出した理由

これまでにいくつかの説が浮上しています。

 

ヤバい人物が同乗していた

飲酒運転だった

スマホ運転をしていた

女装をしていた

薬関係があった

 

ただし現時点で、これらの説のうち

二つについては事実ではないという

かなり有力な根拠が存在します。

 

一つ目はヤバい人物が同乗していた説。

これはたとえば

知られたくない関係の女性だったり、

非社会的な組織に属する人物だったり

したのではないか、という憶測です。

しかしながら、このとき同乗していたのは

お笑いコンビ・スーパーマラドーナ

武智正剛さんのみであり、

知られてマズいことは全くないでしょう。

 

二つ目は飲酒運転だった説。

こちらは飲酒運転をしていて、

それがバレるのを恐れて逃げた

という憶測ですが、その少し前まで

一緒にいたという松嶋尚美さんが

完全否定していますので、恐らくないでしょう。

参考記事:www.daily.co.jp

 

となると、それ以外の説が有力になってくるのでしょうか。

 

判断のバイアス原因説とは

ただこの件に関して、

個人的には一つの単純な理由

によるところではないと思っています。

井上さんは他の芸能人とは、

少し立場が違いますからね。

どこが違うかと言うと、それは

ポジティブキャラで売っているという点です。

ですから、ポジティブで良い人

という世間的な印象が崩れるような

行いはできる限り避けたい、

という気持ちは当然あると思います。

 

今回の事故で言えば、

内容から考えて明らかに

井上さんも乱暴な運転をしていた

と思われますから、事故として

公に取り上げられることは

自身のイメージダウンに繋がるのではないか、

と考えたのではないでしょうか。

 

ただ私は井上さんはそういうことを

打算的にやる人ではないと思っているので、

恐らく

「できればそうあって欲しくない」

という深層心理が客観的な判断を狂わせ、

それが

「まあ何か当たったような気がしたけど気のせいだろう」

という自分にとって都合の良い

解釈をする結果となったのではないか、

と思います。

人間の願望というのは間違いなく

判断にバイアスをもたらしますからね。

それは同乗者である武智さんにも

同じように働いたのかも知れない、

と私は思います。

(あくまで説に過ぎませんが)

 

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同乗の武智も共犯で要処分?

しかしこうなると、武智さんにも

責任が生じてくるのではないか、

と考える人も少なくありません。

実際のところ、法的にはどうなのかというと

ただ同乗していただけなら

基本的に罪を問われないのですが、

条件によってはそうでもないようです。

その条件とは、たとえば

武智さんが井上さんに対して

「バレたらマズいですから逃げましょう」

「このくらい大丈夫でしょう」

等と、当て逃げを促すような言動をした場合。

参考:headlines.yahoo.co.jp

 

かつ、それを井上さんが訴えなければ

ならないので、そうなると武智さんが

罪に問われることはほぼない、と言えそうですね。

 

しかしどうも腑に落ちない

という印象を持つ人もいて、

それは私もです。

井上さんが大変な

社会的制裁を受けている一方で、

同乗していていた武智さんは

何事もなかったかのように

普通に仕事をしていますからね。

4日後の12月15日には

京都・よしもと祇園花月に出演し

ネタも披露しています。

 

その際、事故に関して記者から

質問されても無言を貫いていたとのこと。

もちろん下手なことを言って

逆に井上さんに迷惑が掛かるのを

避けたいのはわかるのですが、

ちょっと不公平というか、

井上さんばかりが責任を被り過ぎなんじゃないか

と思います。

法的には問題なくても、

現実的な責任は明らかにあると思いますからね。

 

ですから、武智さんの方も

しっかり反省するべきだと思います。

 

最後に

どうやら井上さんは

被害者のタクシードライバーに面会して

謝罪し、和解もしたようですが、

最大の問題はそこではなくて

世間に与えてしまった印象です。

 

数ヶ月程度の謹慎期間の後に

復帰すると報道されていますが、

復帰後は以前と同じような

ポジティブキャラでやっていくのは

ちょっと難しいかも知れませんね。

やはり説得力が欠けてしまいますから。

そういう意味では、彼は自分のキャリアに

激しく泥を塗ってしまったわけで、

となると本当の勝負は復帰後になるでしょう。

 

とはいえ角度を変えさえすれば

ポジティブキャラを貫くのも

不可能ではないと思うので、

個人的にはノンスタイル井上が今後

どのような方向性でキャラ出しをしてくるのか、

かなり注目したいところですね。