赤ちゃんは鼻水が多いのですが、
それは何故なのかご存知でしょうか。

その説明のために
まず鼻水とは何か、からお話ししましょう。

 

鼻水とは何か

まず鼻水の元となっているのは何かと言えば、

それは体内の分泌液です。

それは鼻腔内(鼻の穴の中)で発生させている粘膜。

この粘膜を発生させることによって、
鼻腔内がネバネバする状態になります。

そしてこのネバネバした鼻腔内で
鼻で息を吸ったり吐いたりすることによって、
空気中のほこりやウイルスの元であったり、
毒素などがくっ付きます。

その結果できるのが、鼻水です。

そして鼻水が乾燥することで鼻くそとなります。

 

Sponsored Link

 

鼻水が増える理由

では次に、鼻水が増える理由を
挙げていきたいと思います。

 

空気が汚れている

空気中にほこりやウイルスが
多ければ多いほど、鼻腔はそれに反応します。

そして鼻腔内により多くの粘膜を発生させるのです。

それは同時に鼻毛も発育させることにもなりますが。

★鼻毛についての記事★

>>鼻毛が太いし長いで飛び出す?その役割と処理の際の注意

 

風邪

風邪を引くと体内のウイルス、毒素を排出するために
熱を出して汗をたくさん掻くのですが、
同時に鼻腔も粘膜を大量に分泌させます。

風邪の鼻水の特徴として、
初期の段階では粘り気があまりない状態で、
後に粘り気を伴ってきます。

この粘り気の元は基本ウイルスの残骸であるために、
風邪の初期段階はサラッとした鼻水になるのです。

花粉症で鼻水を垂らす女性

 

アレルギー

アレルギー反応としても鼻水の量が増えることがあります。

アレルギーの元となるアレルゲンについては、
身体が有害と判断しているだけで、
必ずしも有害であるとは限りません。

もし有害でないのであれば
過剰反応していることになるのですが、
その場合は鼻水に粘り気がなく、サラサラの鼻水になります。

ですから、花粉症によって出る鼻水は基本サラサラなのです。

 

寒さ

寒い場合は空気の温度を
なるべく体温と近付けて
体内に取り込みたいのですが、
そのためにまず血液を膨張させ、
鼻に酸素をたくさん送ることで鼻の温度を高めます。

その際に血液を膨張させているので、
同時に鼻の粘膜の分泌量も増えることに繋がるのです。

 

乾燥対策

人体は乾燥することで様々な不具合がありますよね。

そのため乾燥はできる限り防ぎたいのですが、
その手段の一つとして空気を取り込む際に
前もって鼻腔内で湿らしています。

つまり、鼻水には空気を湿らすという目的もあるのです。

こうしてみると、鼻水が私たちにとって
とても重要な役割を担っているということがよくわかりますよね。

 

Sponsored Link

 

赤ちゃんの鼻水

では赤ちゃんになぜ鼻水が多いかですが、
これはまず第一に赤ちゃんの免疫力が非常に弱いことがあります。

そのため、体内に有害物質を侵入させることは危険です。

であれば、できる限り侵入自体を防ぎたいですよね。

そのために鼻の粘膜の分泌を活性化しているのです。

本当は鼻毛も生やしたいところなのですが、
頭にも毛が生えていないくらいですから
そんな余裕はありませんからね。

また、赤ちゃんは乾燥であったり、
気温の変化に対しても弱いです。

ですから、鼻水の存在の意味は大人以上に大きいのです。

 

☆=====☆=====☆彡

上記のような理由から、赤ちゃんは基本的に
鼻からの呼吸がベースとなっています。

なので赤ちゃんの鼻掃除は、必ず定期的にしてあげないといけませんよ。