できてしまった顔のシミ。
鏡を見るたびに目についてしまうし、メイクで隠してもどうしても気になっちゃいますよね。
顔のシミは放っておくとあっという間に増えていって、実年齢よりも更に老けた印象になってしまいます。
ここではシミができる原因と予防の心掛け、消す為の身近な対処法をシンプルにまとめてみました。
概要
シミができる原因
シミを消す方法を知る前に、まずはシミができてしまう原因についてご説明します。
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シミの多くは、メラニンが皮膚に沈着してしまうことで発生します。
メラニンとは人間の肌や髪等の色を作っている色素のこと。
刺激や摩擦、紫外線等のダメージから肌を守る働きがあり、皮膚病や皮膚トラブルを防ぐ役割を担っています。
このメラニンを作っているのが「メラノサイト」という細胞なのですが、このメラノサイトが肌へのダメージをきっかけに活性化してメラニンが放出されるのです。
メラニンは通常の場合、肌のターンオーバー（新陳代謝）によって、古い角質と一緒に剥がれ落ちるためシミにはなりません。
しかし、継続的な刺激や摩擦等のダメージがあるとメラニンが過剰に生成されることになり、肌のターンオーバーの乱れ等があると、そのまま肌に色素が沈着してシミとして残ってしまうのです。
肌の乾燥もシミの原因になります。
肌が乾燥して潤いがなくなることで、角質層が硬くなってしまうので古い細胞が剥がれ落ちにくくなります。
また、乾燥でコラーゲン等が不足すると、肌のターンオーバーが停滞してしまうためシミの発生に繋がるのです。
加齢によって顔にシミができやすくなるのはこれが大きな原因になっています。
生活習慣の乱れがシミの原因になることもあります。
食生活の乱れや睡眠不足、たばこの吸い過ぎはそれぞれ、血行不良や肌のターンオーバーを停滞させる原因になります。
肌にシミができやすい状態を生み出してしまうというわけです。
シミの対処法
シミができる原因を確認したところで、シミを消す方法についてご紹介していきます。
肌にダメージを与えない
洗顔のときに、汚れがちゃんと取れるようにとゴシゴシと洗っているという方もいらっしゃるかもしれませんが、それは肌へダメージを与えていることになりシミの原因になります。
洗顔をするときは、泡立てネットを使ってたっぷりの泡で肌をこすらないように洗ってください。
泡で肌を洗うような感覚です。洗い流す時もこすらないように気をつけて、顔をタオルで拭くときもゴシゴシこすらないようにしましょう。
化粧水や乳液も手のひらで優しく包み込むように肌に浸透させてください。
コットンでたたき込むように馴染ませているという方もいらっしゃるかもしれませんが、肌へダメージを与えることになってしまうので注意しましょう。
紫外線によるダメージを防ぐために日焼け対策をきちんと行うことも重要です。
美容外科で処方薬をもらう
美容外科ではハイドロキノンやトレチノイン等の美白効果の高い薬を処方してもらえます。
ハイドロキノンにはメラニンを減少させて、生成を抑える効果があり、トレチノインにはピーリング効果があるのでハイドロキノンと一緒に使用すれば、シミを薄くする効果が高まります。
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シミを解消する栄養素を摂取する
必要な栄養素を摂取し、シミができにくい身体をつくることで予防と改善を図ります。
ビタミンＣ
ビタミンＣにはメラニンの生成を抑制する働きや、できてしまったメラニンを薄くする働きあります。
抗酸化作用も高い栄養素なので、肌を健康に保つ効果が期待できます。
一日2000㎎を目安に摂取しましょう。
ブロッコリーやみかん、ホウレンソウ、イチゴ等に含まれています。
ビタミンＢ
皮膚の潤いを保ち、代謝をコントロールする働きがあります。
レバーやマグロ、大豆やニンジン等に含まれています。
鉄分
酵素を赤血球に乗せて全身に運んで肌の血行を良くする働きがあり、シミや乾燥から肌を守ってくれます。
牛・豚のレバーやマグロ、カツオやひじき等に含まれています。
たんぱく質
たんぱく質は皮膚の元になる材料であり、肌のターンオーバーを行う酵素の材料にもなる栄養素です。
たんぱく質には２種類あり、肉類や魚類、卵等に含まれる動物性たんぱく質と、納豆、豆腐、野菜等に含まれる植物性たんぱく質とがあります。
生活習慣の改善
シミの無いキレイな肌になるには、生活習慣を正すことでシミができる原因を解消する必要があります。
肌のターンオーバーが正常に働くように、食生活の乱れや睡眠不足、たばこ等の生活習慣の乱れを正すようにしてください。
顔のシミの予防し、消す為にまずできる努力を
以上、シミができる原因、シミを消す方法についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
もちろん体質等も関係してくるでしょうが、自分の努力だけでもできることはたくさんあります。
しかも生活習慣や食生活の努力は、シミのみならずそれ以外の健康であったり、あるいは勉強や運動、仕事のパフォーマンスにも影響してくるところになりますから、やらないと逆に勿体ないと思います。
シミの無い、若々しいお肌を目指すみなさんの参考になれば幸いです。
