今やアメリカを代表するテレビドラマの一つと言っても良いウォーキンデッド。

アメリカでも日本でも大人気ですが、ここではその魅力を伝えるべく、ネタバレにならないように簡潔にまとめ、紹介していきたいと思います。

 

お話の全体の流れ

この話の主人公である保安官リックは、職務中の怪我により病院で昏睡状態になっていましたが、ある日突然目を覚まします。目覚めた病院は人気がなく、荒れ果て、病院の外は幾つもの死体が山積みになっていました。ここから悪夢の幕開けとなります。

リックは家族の安否を知るために自宅に行きましたが家族の姿はありません。そして、黒人の父子モーガンとデュエインと出会い、彼らからゾンビ（モーガンは『ウォーカー』と呼んでいる）の事、今までに起きた事を教えてもらうことになります。それからリックは妻と子供を探す旅に出て、ゾンビや人間と闘いながら様々な仲間との出会いと別れを繰り広げることになります。

 

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主な登場人物

  • リック・グライムズ（アンドリュー・リンカーン） /ドラマの主人公。元保安官でリーダー的存在。
  • ローリ・グライムズ（サラ・ウェイン・キャリーズ） /リックの妻。ウォーカーからの逃走を手助けしてくれたリックの同僚シェーンに思いを寄せられる。
  • カール・グライムズ（チャンドラー・リッグス） /リックとローリの息子。シーズン１から回を追うごとに少しずつ大人の男に成長していきます。
  • ジュディス・グライムズ（今のところまだ赤ちゃん） /リックとローリの娘。
  • シェーン・ウォルシュ（ジョン・バーンサル） /リックの元同僚で親友。リックの妻に思いを寄せる。
  • グレン・リー（スティーヴン・ユァン） /韓国系のアメリカ人。登場人物の中では一番の善かもしれません。イケメンです。
  • ダリル・ディクソン（ノーマン・リーダス） /メルルの弟。ボーガン（クロスボウ）を武器としている。タフガイで足跡の追跡能力がある。最初は周囲からも孤立していたが、次第に仲間から認められてグループの欠かせない存在になる。ウォーキングデッドの女性ファンから絶大な人気を得ています。 私的には常に目に刺さりそうな前髪の長さが気になりますが。
  • メルル・ディクソン（マイケル・ルーカー） /ダリルの兄で、無法者。グループの輪を乱す存在。
  • デール・ホーヴァス（ジェフリー・デマン） /優しい老人。皆の人生の相談役的存在
  • アンドレア・ハリソン（ローリー・ホールデン） /エイミーの姉。元弁護士。ミショーンと親友になる。私的には「LAコンフィデンシャル」の頃のキム・ベイシンガーを彷彿させます。
  • Tドッグ（アイアン・シングルトン） /巨漢の黒人男性。
  • キャロル・ペルティエ（メリッサ・マクブライド） /ソフィアの母。
  • ソフィア・ペルティエ（マディソン・リンツ） /キャロルの娘。
  • モーガン・ジョーンズ（レニー・ジェームズ） /リックが目覚めてから初めて出会った黒人男性。
  • ハーシェル・グリーン（スコット・ウィルソン） /農場のオーナーで獣医師。医師として様々なシーンで皆を助ける。
  • マギー・グリーン（ローレン・コーハン） /ハーシェルの長女。グレンと恋愛関係になる。
    スーパーナチュラルのベラ役で出て来た時は凄い美人だなぁと思っていましたが、まさか同一人物とは思いませんでした。イメージが全然違います。彼女の演技力でしょうか。
  • ベス・グリーン（エミリー・キニー） /ハーシェルの次女。色白で純粋な少女。マギーとは異母姉妹。
  • ミショーン（ダナイ・グリラ） /ドレッドヘアの黒人女性。武器は日本刀。初登場の頃は顎の砕けた二人のゾンビを鎖でつないで歩いていた。芯には善がある魅力的な女性。日本刀でゾンビをやっつける姿はとてもかっこいいです。
  • ガバナー（デヴィッド・モリッシー） /総督と呼ばれている。ウッドベリーという街を作り上げ、統治者となる。街を守るために残酷な事も平気で行う。本名はフィリップ。
  • タイリース・ウィリアムズ（チャド・コールマン） /大柄な黒人男性。サシャの兄。
  • サシャ・ウィリアムズ（ソネクア・マーティン＝グリーン） /タイリースの妹。スタイル抜群です。
  • ボブ・ストッキー（ラリー・ギリアード・Jr） /黒人の青年。元陸軍の衛生兵。
  • エイブラハム・フォード（マイケル・カドリッツ） /元陸軍軍曹。 赤毛のタフガイ。
  • ユージン・ポーター（ジョシュ・マクダーミット） /自称・科学者で自分は世界を救う事が出来るとエイブラハムに言って彼に守られながら行動していた。頭は良いけど、気が弱い。
  • ロジータ・エスピノサ（クリスチャン・セラトス） /エイブラハム、ユージンと同行している女性。強くてセクシーな女性。
  • タラ・チャンブラー（アラナ・マスターソン） /ガバナーと共にリックの敵側になるが、後にリックの仲間になる。
  • ディアナ・モンロー（トヴァ・フェルドシャー ） /アレクサンドリアのリーダー。年配の女性。
  • アーロン（ロス・マーカンド） /アレクサンドリアの住人。生存者で仲間になれそうな人間を探して街に連れ帰る役をしている。
  • イーニッド /アレクサンドリアの住人。両親が殺され、一人でゾンビの中を生き抜いてきた少女。
  • ニコラス /アレクサンドリアの住人。調達係。最初は使えない卑怯な奴だけど、グレンと関わる内に心を入れ替えていく。
  • ゲイブリエル・ストークス（セス・ギリアム） /神父。まだゾンビ世界での聖職者としての生き方を模索中な感じで何をしでかすか解らない人です。
  • ウルフ（ ベネディクト・サミュエル）/ウルフの一人。長髪の男性。危険人物。イカれた奴ですが、イケメンです。
  • ジーザス（トム・ペイン） /ヒルトップの住人。キリストの様な長髪。
  • グレゴリー（ザンダー・バークレイ） /ヒルトップのリーダー。
  • ニーガン（ジェフリー・ディーン・モーガン） /救世主のリーダー。鬼の様に残酷です。でも、スーパーナチュラルのお父さん役の人ではないですか！！ビックリです。

 

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魅力の紹介（プチネタバレ注意！！）

実は、今シーズン7を放送中で上記の登場人物の中でも既に悲しい別れをした人がいます。しかし、実のところそれこそがこのドラマの特徴の一つであったりします。その度に私もショックを受けてドラマの登場人物と共に悲しみを消化していく感じです。家族同然だったのに・・・死なないと思っていたのに・・・と思ったり、あぁもう駄目だ、きっとあの人は死んでしまったのだと思っていたら生きていたり。予想を覆すような展開を見せてくれるのもこのドラマの魅力なのです。

このドラマは大人だけではなく子供も出てきます。主人公のリックにもカールという息子がいます。平和な生活から一転このような世界で生きていく事になり、ゾンビ以外にも敵となる人間を殺さなくてはいけない時がきます。カールがゾンビや人を殺すことをゲームの様に行い、何も感じなくなる事を避けるために子供の人間性をどう保つかもリックの課題となっていきます。

こんな場面もありました。キャロルの娘ソフィアが森の中で行方不明になったのです。母親のキャロルは探しに行くというが止められました。私は「なんでこのお母さんは自分で探しに行かないの？自分の子供がゾンビに怯えながら森の中で夜を過ごすなんて耐えられない」と思ったり、「でも自分だと子供と一緒に死ぬ事になり兼ねないし、リック達なら子供を生かして帰って来させるかもしれないのだからちゃんと考えての事なのか」と思ったり、自分なら子供にどの様に対処するか、そんな風に親子の事を考えさせられるのもこのドラマの魅力だと思います。

キャロルはこんな世界になる前は夫にＤＶを受けながら暮らしていました。見ていると、なんて弱い女性なんだと苛立ったりもします。シーズン２の辺りでは女性は皆この世界になったばかりで対応しきれていない感じですが、徐々に銃やナイフの使い方を覚え、強くなっていきます。それも見所ですね。シーズン６の頃のキャロルなら一人でソフィアを探しに行けたと思います。

ソフィアを探していた中、カールが銃で打たれ、獣医師のいる近くの農場に運ばれました。他のメンバーもしばらく農場に身を寄せ、ソフィアを探しながら暮らすことになります。でもこの農場で衝撃的な場面がありました。この場面は今のところ一番の衝撃でした。製作者側にアッパレです。「そうきたか、アメリカのドラマはやっぱり面白いなぁ！」と思ってしまいました。

 

友達にウォーキング・デッドの話をすると、「えぇ！絶対見れない！」とか言われてしまいます。ゾンビのドラマというだけで敬遠する方は多いですね。でも、それだけじゃないんですよね。仲間同士の人間ドラマもあるし、極限の世界で人間性を保つために各々が苦悩しますが、自分ならどうするかと常に考えさせられます。後、個人的には戦闘シーンが好きです。ゾンビ世界の中でゾンビは勿論、人間の敵にも合います。色んな場面で戦略を立てて対処していくのですが、それが上手くいった時はドラマの登場人物と共に安心感と爽快感を味わえます。

グループで戦略を立て、各々が役割を果たしてグループの結束はより強くなり、戦闘能力も強くなっていきます。シーズン５であるグループに捕らわれた時、リックは「奴らは後悔することになる。悪い相手を怒らせた」と仲間を鼓舞するような発言をしていました。私も「そうなの？何とかなるの？策があるの？」と勇気づけられながら見ていました。でも絶体絶命と思う時が何度もあって本当にハラハラドキドキします。

 

でも私が見ていた動画には「この番組は一部、暴力/性的なシーンが含まれています。」と冒頭に出るので、そういったシーンを好まれない方は遠慮された方がいいのかなとは思います。実際、深刻ではないけど食欲がなくなる時もありました。でも気持ち悪いシーンは見なくても良いと思いますよ。個人的には何よりストーリーが面白いと感じますから。

まだ見ていない方、是非ご覧になってドラマの一員になって欲しいです。

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