nekochansmaho




皆さんはSNSを利用していますか?
パソコンやスマートフォンの普及によって、SNSが生活の一部となっている人も多いでしょう。
そんな中で、SNSによる“ソーシャル疲れ”が問題となっています。

「ソーシャル疲れって何?どうすれば回避できる?」

ネットが普及している今だから起こる問題について、見ていきましょう。


SNSとは?

bijotosmaho



「ソーシャルネットワーキングサービス(Social Networking Service)」の略語であるSNS。
ブログやメッセージなどを通じて、インターネット上で友人・知人や共通の趣味を持つ人とつながることができるサービスです。

日本でSNSの利用が大幅に増加したのが2000年代前半。
「GREE」や「mixi」などのサービスが開始され、日本のSNS普及のキッカケにもなりました。

近年では「Facebook」や「Twitter」を利用する人が多く、スマートフォン用アプリも開発されていて広まっています。

Sponsored Link

 

“ソーシャル疲れ”の実態

bijotopasokon



ソーシャル疲れとは、「SNSでのユーザー同士のコミュニケーションを取ることが億劫になる」症状を言います。
ソーシャル疲れにより、SNSの利用が大幅に減少したり、SNS自体しなくなる人が見られます。
さらには、ソーシャル疲れを表すような言葉も広まってきています。

FOMO(フォーモー)

「Fear Of Missing Out」の略語。「取り残される不安・恐怖」という意味があり、いつでも常にSNSをチェックしていないと落ち着かない状態を言います。
つまり“依存”しているということなのですが、「自分に自信がなく孤独感の強い人」ほどこのFOMO(フォーモー)になりやすいのです。

Facebookうつ

友人や知人のFacebookの投稿を見て「羨ましい」と感じ、劣等感に駆られる症状のことです。
嫉妬心から生まれるもので、「Facebookを見ると悲しくなる」ということにもなり兼ねません。


ソーシャル疲れを引き起こす原因

bijotosinya



なぜ“ソーシャル疲れ”が起きてしまうのでしょうか。
さまざまな原因を一つずつ見ていきましょう。

常にチェックしていないと不安

先ほどの「FOMO(フォーモー)」のような状態ですね。
友人・知人が何か新しく発信していないかが気になったり、自分が発信したことへの反応がないかをいつも気にするようになると、ソーシャル疲れに陥りやすくなります。

 

女性特有の感情

ソーシャル疲れは、男性よりも女性に多いのです。
女性の方が、「共感したい・されたい」という感情が強いからです。
発信したことに対する「いいね!」やコメントで、“周りが見てくれてる!”と嬉しさがある反面、“もっと見てもらいたい”という欲求も生まれます。
この欲求が生まれ、「いいね!」やコメントが減ってしまうと不安や焦燥感に駆られてしまいます。
また、友人の発信に何もアクションを起こさないと「どうして何も反応しないの?」と言われ、SNSでのやり取りを強要されるケースもあるほど。
SNSは、現実での人間関係にまで影響を及ぼすようになっているのです。

自分が参加していない集まりの投稿が気になる

これは“Facebookうつ”になる原因でもあるのですが、都合が悪くて行けなかった飲み会や、そもそも誘われていなかった友人同士の集まりなどの投稿を見て気分が沈んでしまうことでも、ソーシャル疲れになってしまいます。

ユーザー同士のトラブル

SNSは文章だけのやり取りで、表情や声のトーンなどが分かりませんよね。
自分の思いが上手く伝わらなかったり、相手の言いたいことが読み取れなかったりしたときに誤解を招いてしまって、トラブルに発展することがあります。
トラブルからSNSに関わることが億劫になって、ソーシャル疲れへとつながります。

フォロワー数が気になる

SNSでは、サービス上の友達の数やフォロワー数が視覚化されます。
その数を友人と比較してしまい、SNS上の友達の数で自分や他人を評価するようになってしまい兼ねません。


 

Sponsored Link

 

ソーシャル疲れを回避するには?

sumahorou



原因が分かったところで、どうすればソーシャル疲れを回避できるのかを考えていきます。

SNSを見る時間を決める

スマートフォンを手にしているときに、「なんとなく見る」「とりあえず発信する」という癖をなくしましょう。
SNSサービスから一時ログアウトすることを時々行うのも良いですね。

“義務感”を背負わない

「発信しないと!」という気持ちや、友人の発信に対するアクションを起こすことなどの“義務感”を背負うのをやめてみましょう。
自分が発信してからも、「いいね!」やコメントに対して、敏感になりすぎないように心掛けることも大事です。

合わないSNSはやめてしまう

SNSによって利用している人もそれぞれ、利用できるサービスもさまざまです。
「自分にはあまり合わないなぁ」と感じたら、思い切ってやめてしまうのも一つの手ですね。

SNSと現実を混同させない

発信している内容は、日常のごく一部。フォロワー数は、あくまでもSNS上の友達の数。
SNSがすべてではないと考えて下さいね。


最後に

joseiakagayak



ソーシャル疲れについて、いろいろと知っていただけたと思います。
現代だからこそ起こる“ソーシャル疲れ”に苦しまないように、楽しい気持ちでSNSを利用してみて下さいね。