資本主義は現在、世の中の主流な社会システムとなっています。
さすがに耳にしたことがない人は
ほとんどいないでしょうが、
その意味については意外と
よく理解していないのではないかと思います。
しかし資本主義とは何か、について考えることで
仕事に対しての考え方が変わる可能性もあるので、
是非とも参考にして頂けたらと思います。
資本主義経済・社会とは
資本主義とは、資本運動がその経済の基盤となる社会です。
資本の意味については後述しますが、ここで
「資本主義経済」と言えば経済構造のことで、
「資本主義社会」と言えば社会構造のことになります。
「経済」は金や物の動きに焦点が当てられていて、
「社会」はそれに加えて国の政府、
つまり政治も絡んだより広い概念になります。
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資本とは
そして資本とは、事業活動等の元手のことです。
わかりやすいのは、お金ですね。
事業を始めるにはお金が必要になります。
ただしこれはお金のみを指すのではなく、
物(建物や設備)
人(知能や身体)
等も含まれます。
たとえば建物を所持しているのであれば、
それを貸し出すことで利益を生み出せますよね。
豊富な知識、高い知能、
あるいは恵まれた身体があれば
それらを活用することで価値となり、
そしてその価値は利益を生み出します。
利益を生み出せる可能性のある何かは全て資本(元手)
と考えて問題はありません。
ですから資本=経済活動の元手
という言い方もできます。
これらを踏まえると、資本というのは
金融資本
物的資本
人的資本
の大きく3つに分けることができます。
この中で物的資本と人的資本については、
「資産」という言い方をすることもできます。
資本主義経済・社会の特徴
では、資本主義経済や社会の特徴とは何か。
それは
「価値の等価交換」を基本としていることです。
資本主義の下では、
5万円の価値の商品は5万円で、
10万円の価値の商品は10万円で
購入できる仕組みが成立しているのです。
同じ商品なのに新品の方が5万円、
ボロボロの方が10万円で売られていたらおかしいですよね。
そうなると、新品の方がどんどん売れるので
自然と値段が高くなり、
一方でボロボロの方は全く売れないので
どんどん値段が安くなります。
そして最終的に、自然と落ち着くところに落ち着きます。
新品10万円、ボロボロ1万円とか、そんな感じです。
つまり需要と供給によって価格が決められる、
自由競争市場が成立している経済であり、社会であると言えます。
これはもちろん不動産、
あるいは人間にも当て嵌まります。
たとえばその土地に価値があると思われれば
土地の値段はどんどん上がるし、
価値がないと思えばどんどん下がります。
あまり人には例えたくはないのですが、
もし会社から価値があると思われれば
高い給料でも雇われるでしょうし、
価値がないと思われれば
安い給料でも雇われないでしょう。
たとえば一般的に市場価値の高い人、
というのは高い学歴や優秀な資格を持っていて、年齢が若い人ですよね。
もちろん実際に生み出せる価値とは
必ずしも結び付かないのですが、
少なくとも市場においては
明らかに価値を高く見積もられます。
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資本主義経済・社会の問題点
しかしながら、資本主義経済や社会には問題点があります。
資本主義とは極端に言えば、弱肉強食の社会なのです。
資本をどんどん増やすことに成功する人
逆に減らしていってしまう人
特に大きく増やしも減らしもしない人
の大きく三種類に分類されます。
そうなると、大きな資本を所持する
勝者側に回った人は贅沢な暮らしができるのですが
資本の少ない敗者側に回った人は貧しい生活を強いられることになります。
つまり、格差が生まれるのです。
その結果、敗者側の人達は
どんどん不満を募らせるようになります。
それは果たして豊かな国、理想の国と言えるのだろうか・・・
そのようには思えないのではないかと思います。
ですから、なるべく格差を小さくするために
政府が対策を取ります。
そのわかり易い例として挙げられるのが、累進課税です。
これはつまり、所得の多ければ多いほど
より多額の税を納める義務を与える制度です。
そしてその税金を所得の多くない人に
回せばバランスが取れますよね。
ただし、それにはまた問題があったりします。
資本主義の問題点については、
こちらの記事でさらに追及していきます。
(順番や記事題文にとって、こっちに投稿するのが適正な事に投稿後に気づき、申し訳ないのですがこちらへもう一度投稿させて下さい)
供給される物の事での選択しか消費側が出来ない今の市場の競争は先進国としての年月により既に飽和状態であり、資本主義では、皆が実際にはどこかの会社から採用を得られる保証が無いため、雇われる者の立場が過剰に弱くなり易く、皆が適切に雇われず、人が同じ収入を得る為に求められる労働価値が過剰に高まるためお金が社会に廻らず、経済は常にデフレを孕んだ状態で、国の経営は厳しくなり易く、それへ新規国債発行による金融緩和や公共事業によってしか、お金を流す手立てが資本主義ではされず
世界的にも国債にて金融緩和をし通貨の信用を延命している状態で、信用担保としての国債利払い可能な経済自体が維持しにくい事になり易い。
雇用は沢山の会社によって成立するのに、その時の各会社産業にとっての需要の合う、雇用対象になれる需要を予測する事は困難
必然的に誰かは余り、社会参加し自立できない。その履歴で問題視され雇われずそのうちに年齢で就活が普通に出来なくなりニートと否定されるだけで雇われない。日本の長期のニートと言われる状況の者の殆どがこういう流れ。
採用を獲得するため必然的に起きる教育費用の増大による世帯格差の親子連鎖と少子化による実体経済の縮小も起きる。仕事の機器化から市場品のグローバル輸入化とAI時代を控える現代、会社の利益にかなう雇用量は過去と比べ大きく減り産業の分化高度化の発展で自分が付いている職の需用衰退後の転職も難しくなって行って居る。
この世の運営のやり方が変わらなければ未来の問題まで確定・拡大する
この解決には、どんなステータスの無い者でも無条件&本当にゼロから社会の需用の有る仕事への能力の習得を、「自動的にその何らかの仕事を得られる」まで出来るような仕組みが本当は必需
(今の職業訓練は年月を消費しても後に会社の採用の獲得が必要で採用へステータスの無い殆どの者は解決に繋がりにくい)