世の中には低学歴な人と高学歴な人がいます。

低学歴と高学歴では高学歴の方が
得なのは確かだと思いますが、
ここでは高学歴が陥りがちな
落とし穴について語りたいと思います。

 

プライドの高い高学歴が道を踏み外した際の反応

多くの高学歴はプライドが高いです。

そういう人は、どこかで低学歴を
見下してる傾向にあります。

しかし、この見下すという心理は
大変大きなリスクとなります。

何故なら、もし自分がその見下している
低学歴の人達よりも社会的に活躍できなければ、
自分は彼らよりも見下されるべき
存在になってしまうからです。

この状況が本人達に与える
精神的な圧というのは図り知れません。

ですから、もしそういう見下すタイプの高学歴が
エリート街道から道を外してしまった場合、
大きく二つのうちどちらの反応になります。

 

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自己嫌悪

一つは強烈な自己嫌悪です。

これはまさに自分自身が
自分で考えているような
見下されるべき存在、
つまり負け組になってしまった
と自覚することによって起こります。

どのくらい見下していたかによって
そのときの反応は違ってきますが、
酷い場合であれば、社会のクズであり
生きる資格がないと考えます。

その結果、ものすごい卑屈な人間になるか、
自己嫌悪の末に自分を消し去りたいと思うかでしょう。

 

現実逃避

もう一つは現実逃避です。

自分自身が自分でどうしようもないクズ
と考えているような存在であった
と自覚することができない状態です。

つまり、現実と向き合えないのです。

たとえば、なかなか社会的に
評価されることがなくて結果的に
低賃金サラリーマンになってしまった場合、
自分以外の何かに責任を押し付けます。

環境や運、周りの人のせいにしてしまうのです。

どうにかこうにか、強引な解釈でもって
自分以外に責任があると考えようとします。

そんな現実を素直に直視できない人間が
出世できるはずもないのですが・・・・。

ニートになる
高学歴ワーキングプアの人格は
こちらがメインとなります。

自分が勝ち組に回れないのを自分の実力ではなく、
環境や周りの人のせいであると考えることで
会社を離れれば上手くいくと考えます。

しかしながら、転職しようにも
なかなか転職先が見つからず、
転職したとしてもやはり前と状況は変わりません。

あるいは独立してやっても
なかなか上手くいきません。

高学歴は得てして
エリート意識が強くて
理想が高く、妥協できないために
低賃金の条件では働けないと考えます。

それで結局なかなか仕事に就けず、
気付いたら就職浪人になったり、
転職ができずフリーターになったりするのです。

特に年齢が高いと、
プライドでアルバイトすらできません。

結果的に、完全な貧困に陥ってしまうのです。

そこでまた言い訳をするのです。

「社会が悪い」と。

 

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社会で活躍できない高学歴の問題点

こうして挙げていくと、
現実逃避型の人はどうしようもない
と感じるかも知れませんが、
同情の余地はあると思います。

プライドの高過ぎる高学歴の人達が
もしこういった現実を直視した場合、
精神崩壊する可能性があるからです。

それくらいならそもそも
向き合わない方が良いかも知れませんよね。

何をするかわかりませんし、
周りの人や社会にも迷惑を
掛けるかも知れませんから。

 

結局、高学歴なのに
社会人になると結果を残せなかったり
なかなか評価されない人というのは
多くの場合は心の方に問題があります。

高学歴であるということは
知識も思考力もある裏付けであるのは違いないのです。

つまり、その時点で
ポテンシャルは明らかに高いのです。

しかしながら、高学歴が故の
変なプライドが邪魔して
視野を狭めてしまっている。

傲慢であるために、
そのポテンシャルを潰してしまうのです。

誰でも得手不得手はありますし、
特に高学歴は勉強を頑張ってきた分
他ができなかったりすることは多いですからね。

でも本来は学習能力が高いのですから、
そんなのも謙虚な姿勢と
受験勉強で培った根性があれば
克服できるはずなのです。

自分はエリート人生確定だ

低学歴の無能どもに負けるはずがない

こういう考え方が根底にあるからいけないのです。

こんな人間は自分の悪い部分と
客観的に向き合うことができません。

そもそも人望がありませんが(笑)

 

ですから、もう少し謙虚にすれば、
低学歴よりもアドバンテージが
あることは確かだと私は思います。

もちろんあくまで有利なだけで保証はないことは
現実として理解しておく必要がありますけどね。