辛い肩こりは、活力をも奪います。

眼に見えない重りが二つ、両肩にドーンと乗っているかのような、不快な感覚。

気怠さが増しますよね。

しかし、肩こりが引き起こす問題はそれだけではありません。

さらにひどくなると深刻な病気を誘発するかもしれないってご存知でしたか?

そんな大事になる前に、必ずしっかり肩凝りのケアをしたいところです。

ここでは、肩こりがひどい時の原因や症状、そしてさらにひどくなる前に治すための簡易対処法についてまとめましたので、ぜひご参考ください。

 

肩こりの原因

肩こりの原因はズバリ、

・姿勢の悪さ

・歯の噛み合わせの悪さ

・血行不良

・眼精疲労

・ストレス

・肩及び首周辺の筋肉量の少なさ

です。

 

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姿勢が悪いと、身体の至る所に不調が現れますね。

肩にも負担がかかるため、肩の凝りをひどくしてしまいます。

また、これも良く言われることですが、歯の噛み合わせが悪くなると身体のバランスが崩れるため、肩にも負担が掛かり、結果肩凝りを誘発してしまうのです。

ですが、肩こりの最大の原因とも言われるのが、血行不良

血行の流れが悪くなることで、肩がコチコチになり、肩凝りになってしまうというものです。

さらにその血行不良になる原因は、冷えと運動不足だと言われています。

 

眼精疲労による肩こりは現代人の習慣病ともいわれるもので、パソコンやスマホを長時間使用するようになったことが原因とされています。

悪い姿勢とも関係があるのですが、ずっと同じ姿勢でパソコンの画面を見ていることで、首や肩の筋肉がカチコチに固まってしまうため、血行不良になり、肩凝りに繋がるのです。

ストレスというのはリラックスできていない状態、つまり過度の緊張やプレッシャーを感じている状態になります。過度の緊張やプレッシャーを感じているとき、人は自分を守ろうと身体の至る部分に力を入れて緊張させ、防御本能が働きます。

そのため、原因となるストレスから解放されるまで、ずっと肩や首に力が入った状態でいることになってしまうのです。(当然肩こりにもなります。)

 

そして最後ですが、肩や首周辺の筋肉量が少ない人も、肩こりになりやすいです。

頭の重さというのは、成人で約5キロにもなります。

つまり事実上、私達は首の上に5キロのお米の袋を乗せて生きていることになります。5キロはけっこうヤバめですよね。

それを支える筋肉がしっかりしていなければ、当然肩にかかる負担は倍増するため、肩こりになりやすくなるというわけなのです。

 

 

肩こりを侮ると危険!

肩こりがひどくなればなるほど、身体の色々なところに不調が出てきます。

そんな経験をしてきた人は多いのではないでしょうか。

 

具体的には、

・慢性的な頭痛

・不眠症

・慢性的な怠さ

・腰痛

・吐き気

 

といったものを併発します。

特に不眠症は集中力の欠如・イライラへと繋がるため、周囲の人間と上手くいかなくなったり、仕事が全然捗らなくなったり、ミスが増えたりといった問題を起こす可能性も高まります。

しかし、イライラの原因が寝不足によるものだいうのは察しがついても、その寝不足の原因が肩こりにあるとまで考える人は少ないのです。

肩凝りを「ただの肩凝り」としか考えていないと、深刻な現代病を誘発する可能性があるので注意が必要です。

 

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自宅で出来る簡単な肩こり対処法

タオルを用いたお手軽肩こり対処方法(即効性重視の方にお勧め)

こちらの動画はお手本になるので、正しくできているかどうかをご確認ください。

https://youtu.be/nNa5TP5ObNM

・まず、床やヨガマットの上に仰向けで寝ます。

 

・右の肩甲骨の真下に、丸めたタオルを入れます。
(フェイスタオルぐらいのものが望ましい。)

 

・右手は肘を曲げて、バンザイのポーズをとります。
(この時、肘は床に付かないようにします。)

 

・左手は、右肩辺りに軽く添えておきます。

 

この状態を20秒から30秒ほどキープします。

(結構しんどいです。)

 

右が終わったら左側も同様に行います。

肩こりがひどいと感じるときや、すぐに肩こりを解消する必要があるときにとても効果的なエクササイズです。

 

肩甲骨運動(肩凝り予防を兼ねた毎日のエクササイズ)

(動画の4分目辺りに登場するエクササイズになります)

・両腕を左右に広げます。

 

・肩甲骨に集中して、肩甲骨だけを動かします。

 

・まず上に、そして下に。

(真上に動かすと言うよりは、円を描くつもりで行うと、より肩甲骨を動かすことが出来ます。)

 

これを20秒ほど行います。

 

続けて、次の動作に移ります。

・真横に広げていた腕を頭の上でクロスさせ、また真横に戻します。

(この時、肘が曲がらないようにするのがポイントです。)

 

これを20秒ほど行います。

 

これが終わったら、最後の動作に入ります。

・まず、後ろで手を組みます。

 

・肩甲骨だけを上に上げるようにし、上で5秒キープします。

 

・そのままの状態で、今度は肩甲骨を内側に寄せるようにします。

 

・肩甲骨を寄せて、離してというのを10回ほど繰り返します。
(肩甲骨を離す時、肩を思いっきり前に突き出すようにするとより効果的です。)

 

・肩甲骨を下に下げ、その場で5秒キープします。

 

・そのままの状態で、肩甲骨を内側に寄せます。

 

・肩甲骨を寄せて、離してというのを10回ほど繰り返します。

 

肩甲骨運動の中で3種類のエクササイズをご紹介しましたが、全てやらなくてはいけないというものでもありません。

自分の体調や肩の調子に合わせて、エクササイズを行うようにして下さい

 

最後に

肩こりをそのままにしておくと体調不良の原因になってしまうので、最低でも週に1度ぐらいは、肩周りをほぐして血行を促進し、肩凝りのケアを行うようにするのが大切です。

肩こりを解消するには、肩甲骨周辺の筋肉を活性化させるのが最も効果的です。

また、今回ご紹介したエクササイズ以外でも、肩甲骨付近を意識的に動かせるエクササイズを取り入れることで、肩凝りはどんどん改善されます。

とにかく継続が大事なので、面倒臭くても定期的にやるようにしましょう。

その積み重ねが、将来大きな差になることは間違いないですからね。