時代が進むにつれ、科学技術は
どんどん進歩しています。

と同時に人工知能も凄まじい勢いで
向上していっているのですが、
それは私たち人類の未来に
どのような影響を与えるのでしょうか。

 

人類にとって人工知能とは

科学技術の進歩とともに
人類の生活もどんどん便利になっていきますが、
それが必ずしも幸福をもたらすとは限りません。

その最たる例として挙げられるのが、
破壊規模の増大です。

銃であったり、爆弾であったり、
核兵器であったり。

こういった武器や兵器が開発されたことで
人を簡単に殺めることができるようになりました。

ですから科学技術の進歩というのは、
一見素晴らしいことのように思えるのですが
明らかなデメリットも存在するのです。

では、人工知能の考えられている
メリットとデメリットについて
取り上げていきましょう。

 

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人工知能のメリット

人工知能が向上による
メリットとして一番に挙げられるのは、
オートメーション化(自動化)の促進です。

たとえば、計算はすでに
人間がする必要がなくなってきていますよね。

昔はそろばんを弾いていたのですが。

つまり人工知能が進歩するにつれて、
オートメーションの範囲が広がっていくのです。

その結果、人間がするのが
当たり前の仕事も機械ができるようになっていきます。

ということは、便利で快適な世の中
になっていくということです。

 

人工知能のデメリット

ただし、これは同時にデメリットにもなります。

何故なら、現在仕事として
世の中に認知されている行為を
機械がこなせるようになったら、
それは仕事ではなくなります。

つまり、人を雇う必要がなくなるのです。

機械で対応した方が正確ですし
早いですし安上がりですからね。

こき使っても文句を言うこともありませんし。

要するに、生産能率が爆発的に向上するということです。

よって逆に人を使う企業は
競争に負けて倒産してしまうでしょう。

というわけで、人工知能が向上していけば
必然的に雇用も減っていく流れになるのですが、
どのような仕事がその対象となり得るのか。

についてはこちらをご参考ください。

参考サイト:DIAMOND online

 

結局のところ、人工知能によって
対応できるのは事務的な手続きなのですが、
こうして挙げられている職をみると
本当に代わりができるのだろうかと思いますよね。

できたとしても相当先の未来
のことのように思えるかも知れません。

しかし英オックスフォード大学が
2013年に出した論文では

「今後10~20年で47%の仕事が機械に取って代わられる高いリスクがある」

とまで言われています。

つまり実際は、もっと近未来的に実現可能なレベルなのです。

 

また、これは全く違う視点なのですが、
人工知能はいずれ人間の頭脳すら超える
と言われています。

もし人間の頭脳を越えたら、
機械が暴走し始めるのではないか
という懸念もされているのです。

暴走とは、つまり人間に対して
敵対視するようになるということです。

最終的に、人類は機械によって滅ぼされてしまう、と。

これはまるでSF映画のような世界の話なのですが、
意外とこういう心配をしている人は多かったりします。

 

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人工知能と人類の未来

というわけで人工知能は
凄まじいメリットをもたらす反面、
大変な危険性も秘めているということなのですが。

ここからは個人的な意見を語っていきたいと思います。

 

たとえ仕事が奪われても大丈夫だと思う

まず「仕事が奪われる」
についてですが、こちらについては
個人的にはあまり心配はしていません。

確かに、これは実際
そういう流れにあるわけですし
かなり現実味のあるところだと思います。

しかしながら、人間がその仕事をしなくても
良くなるということは、人間が働かなくても
価値を生み出せるようになるということです。

たとえば、人間が働かなくても
データ管理ができたり、
物が作れたり、運べたり、
営業ができたり、料理・掃除等家事もできたり、etc・・・

そうなると、人間はほとんど働かなくても
大丈夫なくらいになると思うのです。

つまり、現在重要な社会的テーマの一つに
ベーシックインカムという政策がありますが、
これが実現されることになるのではないか、と思うのです。

ベーシックインカムとは
超ざっくり言ってしまえば
生活に必要な最低限の賃金が
ほぼ無条件に支給されることですが、
詳しくはこちらをご参照ください。

ベーシックインカムが生活保護の代替に?日本でも導入検討も財源等問題

 

その際に貧富の格差は広がるかも知れませんが、
貧しくて食べていけないような人が激減したり、
大きな底上げは期待できるだろうと思います。

 

人工知能の暴走は可能性としてはある?

もう一つの人工知能の暴走に関しては、
これは少し想像が付きませんから
何とも言い辛いところがありますね。

ただ一つ言えるのは、
人間には物欲や支配欲、
恐怖心等の争いの元となる
ネガティブな感情がありますが、
これらは人間に心があるこそ沸き起こります。

機械には心がないですから、
そもそもの目的を達成すること以外
考えないのではないでしょうか。

ですから、人間を攻撃することがあるとしたら
それは任務の遂行の際に邪魔となり
敵と見做された場合に限定されるでしょう。

 

ただ逆に言えば、それは
その個体に組み込まれている
プログラム次第でもあるということです。

もし人間が抱く心のような何かを
与えることが可能になったら・・・
と考えると、実現があり得ないとは
言い切れないとは思います。

その場合、邪悪な心を持つ人が
邪悪なプログラムを組み込めば、
邪悪な心を持つ人工知能は
誕生することになりますからね。