鼻くそを指でほじったり、それどころか
あろうことか食べてしまう人もいます。

こういう方は積極的に
鼻くそを食べる傾向にあるのですが、
鼻くそは美味しいのでしょうか。

 

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鼻くそとは

鼻くその味がどうかに入る前に、
そもそも鼻くそとは何なのかをご説明しましょう。

鼻くそはもともと鼻水が鼻の穴の中で乾燥し、
固まったことによってできた物体です。

では鼻水はどのようにして発生しているのか。

についてはこちらをご参照ください。

>>赤ちゃんに鼻水が多い理由って?そもそも鼻水とは何か

 

上の記事を読んで頂くとわかるとおり、
鼻くそは決して有益でない物質ではありません。

要は一言で言えば、体の内外から
鼻腔を通ってきた菌やウイルス等の塊なのです。

鼻くそは美味しいのか

しかしながら、鼻くそを食べる人というのは、
親や他人から「汚い」「おかしい」
「そんなもん食べるな」
と散々言われていた場合であっても、
それでも食べるのです。

その結果いじめられたりする人もいるのですが・・・

そこまでしてでも食べるわけですから、
この背景には相応の理由が当然存在することになります。

その大きな理由の一つが、です。

 

鼻くその味

鼻くそにはほど良い塩分が含まれています。

食材であっても、ほど良い塩分は旨味の源です。

しかも鼻くその場合、それ以外の味は基本的にありません。

つまりさっぱりしたシンプルな塩味なのです。

これは海の水に近いのではないかと思います。

海の水というのは場所によって
塩分の濃いところと薄いところで分かれるのですが、
ほど良い塩加減の海の水はさっぱりして美味しいです。

ついつい飲んでしまった人もいるのではないでしょうか。

ただ一番わかり易いのは、鼻水でしょう。

鼻水が鼻の奥から口の方に入ってきて
喉を通った経験は誰でもあると思います。
(厳密には常時誰でも少量の鼻水が喉を通っているのですが)

そのとき、少し塩っぽい味がしたはずです。

と同時に、悪くない味だと思ったのではないでしょうか。

これが固体となったのが鼻くそなので、
鼻くその味も決して悪くはない、ということになるのです。

 

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鼻くそを食べる行為が止まらない心理

ただたとえ美味しいとは言っても、
人から不潔・変人扱いされる可能性があって
自分の体を毒す可能性がある物体を
わざわざ人目を掻い潜ってまでして
こそこそと食べる動機としてはまだ納得できないと思います。

しかも子供のみならず、大人にもたくさんいるのです。

この背景には、人間の心理が関係していると言われています。

その心理とは

①癖になっている

②やってはいけないと言われたら逆にやりたくなる

③「鼻くそを食べる人間」であるというセルフイメージが定着している

④どこかに自己嫌悪の気持ちがある

などが挙げられます。

 

癖になっている

これについてはシンプルで、
幼い頃に鼻くそを食べる癖があって、
その癖が治せずにそのまま大きくなってしまった、というパターンです。

 

やってはいけないと言われたら逆にやりたくなる

子供は特にですが、「やってはいけない」
と言われて逆にやらずにはいられなくなってしまう人がいます。

鼻くそを食べることは「汚い」「変人」と思われるから絶対に食べてはいけない。

そう思えば思うほどに逆に
鼻くそを食べる行為に対する意識がより強化されていき、
同時にその衝動も強くなってしまうために
最終的に自制できなくなってしまう。

ということです。

 

「鼻くそを食べる人間」であるというセルフイメージが定着している

これは②とも通じてくるところがあります。

たとえば虐められっ子は、
一度虐められると自分で虐められるキャラを演じるようになり、
どこに行っても虐められてしまうようになる場合があります。

それと同じで、人間というのは
自分で自分のポジションだとか
キャラを思い込むところがあって、
それがいくら理に適っていなくとも、
明らかにおかしいことであると頭で理解していても
それに抗えなくなってしまうのです。

トラウマ等は、まさにそのわかり易い例だと思います。

理屈ではなく、苦手意識を持つようになりますよね。

それと同じで、何らかの理由で
「自分は鼻くそを食べる人間である」
という意識が強化されてしまった、ということです。

 

どこかに自己嫌悪の気持ちがある

これは深層心理を絡めた話になってくるのですが、
結局人間というのは頭で考えていることと
心で考えていることが違う場合はよくあるのです。

実は深層心理では自分のことを嫌っている人がいます。

そういう人は敢えて
自分で虐められるようなキャラを演じたり、
あるいは自分の身体に害になるような行為をしたり
大した理由もなくどんどん借金を重ねたり
わざわざ自分を不幸にするような行動を取ってしまう傾向にあります。

本人はしたくてやっていたりするのですが、
その自分を破滅させるような行為になぜ魅力を感じるかはわからないのです。

それは心の深い部分では、自分を嫌っていて
とにかく何らかの形で自分を虐めたい、
という心理から来ている可能性が高いのす。

「鼻くそを食べる」というのも基本的に
デメリットの方が大きい行為なはずですから、
深層心理的な自己嫌悪から来ているのではないか、ということですね。

 

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鼻くそをおやつ代わりにしている人も、
多くはそんな行いを早くやめてしまいたいと思っています。

しかしついついやってしまう
心理構造に陥ってしまっているため、
まずはそこと向き合うことが克服のために
必要なことなのではないかと思います。

まあ、これはもちろん別に
鼻くそを食べることに限らず
私たちそれぞれが抱えているであろう悪癖の
全てを克服することにも言えるのですが。