ドラクエ11ロト天空に関係あるのかそれともないのか、現在プレーしている人でもよくわからない人が多いようです。

ここではそのネタバレになりますが、実際のところドラクエ11はロトや天空の関係はあるのか、作中で明らかになっている部分と、それ以外の憶測の要素について取り上げてみたいと思います。

※ネタバレがあるので、まだクリアしていなくて知りたくない方は見ないようにしてください。

 

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ドラクエ11はロト世界のパラレルワールド?

発売前の情報では、

  • ドラクエ11の舞台がロトゼタシアという名前の世界であること
  • ドラクエ3の勇者とその一行らしき人物やロトゼタシアの創造神である精霊ルビスの画像が紹介されていたということ
  • ロトの剣と全く同じ形状の剣が存在していること

で、ロトとの関係を強く臭わせていました。

 

ですからはっきりとロトが物語に絡んでくるのかと思いきや、全くそうではありません。

ロトゼタシアという世界名は空気です。

ラーミアも精霊ルビスも出てきません。

確かに、途中で昔に魔の手から世界を救ったという勇者とその一行が出てきます。

ですがそれがドラクエ3の勇者とそのパーティーであったということはありません。

何故なら、相手となった最大の敵がバラモスでもゾーマでもないからです。

つまり、ただのそっくりさん達だったのです。

またロトの剣と見た目が全く同じ剣はロトの剣ではなく、勇者の剣や勇者装備です。ただし勇者の剣はオリハルコンを材料として鍛冶で作成するところは、ロトの剣と同じです。

乗り物もラーミアの代わりに空飛ぶ鯨(ケトス)で、音楽だけはラーミアです。

ルビスっぽい人は海底の女王であり、ルビスではありません。

 

この時点で、ドラクエ11の世界とロトの世界は「関係」は直接的なものではなく、パラレルワールドとしての関係だったと結論付けた方も多かっただろうと思います。

確かに、旧作でも関係性をパラレルワールド的に繋げているところはたくさんありますからね。

ラーミアは8にもレティスという名で登場しますし。

アレフガルドを創造した精霊ルビスは天空編である6にも登場します。

クリア後の世界ではフィールドの音楽がドラクエ3のそれである「冒険の旅」となっています。

そうなると、懐古ファンを喜ばせるために様々なロトの要素を使用しているだけで、物語上の直接の関係はないのではないか。

となるのはもっともですよね。

 

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関係を明白にする演出はある?

多くの人が「ドラクエ11とロトは実は関係がない」と思い始めるところですが、実は関係を明白にする演出が最後の最後に用意されています。

それはゲームの本編クリア後ではなくて、裏ボスを倒してのクリア後です。

ドラクエ11の勇者は、それまでの勇者が誰も成し得なかった偉業(真の黒幕である裏ボスの撃破)を達成したことで真の勇者として伝説化することとなり、それがロトゼタシアに因んで「ロトの勇者」と呼ばれるようになったのです。

少し勘違いされている方もいると思いますが、ドラクエ3の勇者は初代ロトではありません。

3の世界の時点で、

「アレフガルドに伝わる誠の勇者の称号」

として、ロトの称号はすでに存在していたのです。

これはもともとの設定上の話なので、明らかな要素です。

つまりこの時点で、話はロトシリーズと完全に繋がるのです。

11⇒3⇒1⇒2

という流れですね。

11の世界において過去に世界を救った勇者とその一行は、たまたま3のパーティーと激似だっただけということです。

ラーミアもケトスが形を変えた姿だと考えたら辻褄は合いますし、これでシリーズとの関係が明らかとなりました。

 

天空との繋がりは

では、天空編との繋がりはどうでしょうか。

実のところ、ここにもかなり関係を匂わす要素があります。

命の大樹が聖竜というドラゴンに姿を変えて、彼がいかにも天空編のマスタードラゴンって感じなのです。

ただ、少なくとも話を聞く限りはロト編の竜王親族との関係ははっきりと感じさせられますが、マスタードラゴンとの関係については明確にはされません。

ですから、どっちとも取れるのです。

しかしそれは別の見方をすれば、つまり繋げようと思えば繋げられる形であるということです。

そこを敢えてはっきりと繋げなかったのは、ある程度想像の余地を残しておきたいという製作者側の配慮なのではないかと思います。

ですが世界の絶対的存在としてのドラゴンという立ち位置は共通するわけなので、繋げることは決して難しくはありません。

ロト編の前であっても後であっても、どちらでも理屈として繋げることはできます。

ラーミアとレティスのように、パラレル的な繋げ方もできますからね。

ここは今後も明白にされることはないかも知れませんが、個人的には繋がっているという解釈をしています。