その過激かつ大胆な発言から、
アメリカのみならず世界中で
大注目されている大統領候補のドナルドトランプ氏。

トランプ氏は特に中国や日本、
韓国等の国々に対し厳しい発言をしているのですが、
ここではその辺りの内容をまとめました。

 

トランプ氏の有名な過激発言

ドナルドトランプ氏は世間では基本的に
アジアの国々をあまりよく思っていないと見られています。

 

日本への過激発言

まず日本に対して、このような批判をしています。

 

日米安全保障条約について、

「日本が攻撃されれば、米国は助けに行かなければならない。
だが、われわれ(米国)が攻撃を受けても、日本は助ける必要はない。
日米安保条約は不公平だ」

これは理解できる部分はあります。

日本が他国から攻撃された場合は
アメリカが直接戦争に参加するのに、
アメリカが攻撃された場合は
憲法九条に反するという理由から
直接戦争に参加せず、遠くから援助しているだけ。

当然、犠牲者の数は全然違ってきます。

確かに日本はその見返りとして
アメリカに基地提供等をしていますが、
それが人の命に相当するのかと言えば、
やはり割が合わないでしょう。

ただそもそも日本国憲法を
制定したのはアメリカなので、
「日本はズルい」
みたいな言い方をするのは筋違いだとは思いますが(笑)

 

「日本は我々に親切ではありません。何十万台、何百万台ものコンピューターや車などを売りに来ますが、日本人は我々に食料を売らせません」

彼は日本に対して
「自分たちばっかり儲けてズルい」
ということを言っているのですが、
別に不当な手段を使って
どうこうしているわけではないのに
なぜか目の敵にしています。

これも結局は日米安保条約が不公平なのが
気に入らないことから来ているのだろうと思いますが。

参考:安全保障関連法案が成立。反対意見はお花畑左翼かどうか

 

韓国への過激発言

「テレビ4000台を注文した。製品はみな韓国から来る。彼らは莫大な金を得る」
「にもかかわらず、米国は軍隊を(韓国に)送り、そこで彼らを防衛する態勢を整える。しかし、米国が得るものは1つもない。これは話にならない狂ったことだ」

こちらも日本に対しての不満とかなり近いですね。

自分たちばかり儲けておきながら、
自分たちの国をしっかり守ってくれとは何事だ
ということです。

 

また、韓国はアメリカだけでなく
中国とも同盟関係にあるために
そういう二股のような中途半端なスタンスが
気に入らないこともあるようです。

確かに、身近にいたら
あまり信用できるタイプではないですよね(笑)

 

Sponsored Link

 

中国への過激発言

「北朝鮮問題を解決しないなら、中国を潰してしまえ」

ドナルドトランプ氏は
北朝鮮がやりたい放題できているのは
中国がバックに付いているからだと考えています。

北朝鮮の暴走をストップさせるには
中国を潰すしかない、という非常に安易な考え方ですが。

当然ながら、中国国内で
凄まじい反発の声が沸き起こりました。

 

「株安は中国のせいだ」

上のような大変挑発的な発言をしていても、
実際問題として中国という国は
経済的には凄まじい影響力があります。

ですから最近の中国経済の大減速は、
明らかに世界全体の経済にも
大変な悪影響を与えるでしょう。

となると、これはかなり
的を射ている部分はあると思うのですが、
やはり中国側としては何でも
責められるのは気分が良くないですから
ここでもまた反発の声が上がります。

 

「我々は日本も中国も打ち負かす!」

日本や中国に対して過剰なライバル心を
持っていることが伺える発言です。

何にしても、発言が一々挑発的ですね。

参考:中国経済の現状は…減速からの崩壊はあるか今後を個人的予想

 

Sponsored Link

 

過激発言は演出?

いかがでしょうか。

ドナルドトランプ氏は、明らかに
東アジアの国々に対して敵意を抱いているように伺えます。

こういう考え方をしている
人物が大統領になったら
世界は危ないんじゃないか、
ということを思って恐怖を
感じている人も少なくないでしょう。

しかしながら、だからと言って
戦争を好むかと言えば
そんなタイプではないと思います。

トランプ氏はもともと
超一流のビジネスマンです。

ですから、耳を疑いたくなるような
過激発言も支持を集めるための
ビジネス戦略の一種として
活用しているところがある、ということです。

これは実際に本人が言っているので
間違いないでしょう。

 

となると、過激発言はパフォーマンスで、
本心はまた別であるという捉え方ができますよね。

本心については、彼のその他の発言で
ある程度見えてくるところがあります。

次の記事では、トランプ氏の思想・思惑にさらに突っ込んでみたいと思います。