ベーシックインカムという
社会保障制度をご存知でしょうか。

まだ世界で導入されている国はありませんが、
かなり理想的な制度ですから
ぜひここで取り上げてみたいと思います。

 

ベーシックインカムとは

ベーシックインカムとは、
一定額を無条件に配付する制度です。

国民であれば誰でももらえるのです。

原則としては年齢制限すらなく、
基本的に何も条件はありません。
(ただし実際の導入の際には色々と
条件が付けられることになるとは思いますが)

配付額としては、だいたい
生活に困らない程度が基準とされています。

 

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ベーシックインカムの目的

ベーシックインカム導入の目的は、
国民全員が最低限の生活を
送れるようにするという
社会保障の一環としての期待が
もっとも大きいです。

ですから、現在
生活保護という制度がありますが、
ベーシックインカムが導入されれば
これは存在する必要がなくなるのです。

と同時に、不公平感も解消することができます。

生活保護は本来受け取るべきでない人が
受け取っていたりしているのですが、
この辺りは審査が非常に難しいですし
管理するのも大変ですからね。

参考関連:生活保護制度の重大な問題(金額から医療、パチンコ、年金等)

 

ベーシックインカムが導入されれば
わざわざ資格を確認する審査等で
職員が右往左往しなくても良くなりますし、
不当受給などの問題もなくなるのです。

その分、公務員の仕事も減って
税金の節約になりますよね。

また、年齢関係なく支給するということで
子どもが増えれば増えるほど
収入も増えることになり、
少子化対策にもなると言われています。

 

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ベーシックインカムの問題点

このように、導入されれば
ほとんどの国民が喜ぶであろう
ベーシックインカムですが、
導入に当たっては数々の大きな障壁があります。

そしてその代表として挙げられるのは財源です。

無条件に配付するわけですから、
じゃあそのお金はどこから出てくるのか?
と当然なりますよね。

基本手段としては財政収支を
改善することになりますが、
そのためには相当な額を
確保しなければなりません。

なんせ国民全員に生活に困らない
程度の額を支給するんですからね。

もし生活が厳しい額であれば、
配付の意味があまりなくなってしまいます。

たとえば50000円程度だったら
とても生活ができないので
生活保護も必要になり、支給がダブって
管理が余計に大変になってしまいますよね。

ですから基本10万円前後は
目安になるのだろうと思います。

 

ベーシックインカム導入の可能性

よって現状としては、
数万程度なら何とか可能かも知れないが、
10万以上となると少し現実味が
ないのではないかと思われている節はあります。

ただ導入を目指している国は
世界中に存在していて、

特に

スイス

カタール

フィンランド

オランダ

といった国々では、国民の多くが
制度の成立を望んでいる状況で度々話題になります。

それは日本も決して例外ではなく、
導入を政策の一つとして掲げている人もいます。

 

制度の財源確保のための一案として、
生活保護だけではなく年金・雇用保険等の
全ての社会保障制度を廃止して
ベーシックインカムとして配付する
というものがあります。

そうすれば社会保障の管理が
一気に楽になるので、
その分公務員の仕事が激減して
公務員自体も削減できるというわけです。

その有効性がどうかはともかくとして、
これをするとしたら史上空前の大改革になりますね。

しかし世界でも前例すらありませんし、
あまりにもギャンブル性が高いので
実現の見込みは今のところ薄いように感じられます。

ただ確かに、こういった
抜本的な改革の施行なしには
ベーシックインカムの導入に
現実味が帯びてこないのは事実ですからね。

とりあえず、せめて前例が出て来れば
また一つ方向性が見えてくるかも知れませんが。

前例という意味では、現在フィンランドが
近い将来のテスト導入を検討しているようです。

数十人程度に日本円にして
約10万程度を支給するという試みで、
まだ検討段階なので人数や金額は
はっきりしていませんが、
その動向は世界中の注目を集めています。

もちろん実際の導入は
状況が全く違ってくるでしょうが、
何らかの参考になることは確かだと思いますからね。

 

ちなみに、これは個人的な考えになるのですが
ベーシックインカムの鍵を握る一つとして
人工知能等の科学技術の進化が挙げられる
と思っています。

その辺りについては
こちらで記載していますので、
ぜひ一緒にご参照ください。

参考関連:人工知能は人類の未来の仕事を奪う等メリットより危険の方が大きい?